【発達障がい】ADHDとの向き合い方について語ってみた
こんにちは。薬剤師として働いている「飛こーき」といいます。
この記事では、発達障がいである「ADHD(注意欠如・多動症)」との向き合い方について学ぶことができますので、何かの参考になると嬉しいです。
目次
僕はADHDの薬剤師!
まずはじめに、当ブログを書いている僕自身は薬剤師でADHD当事者であり、今ではADHDと向き合いつつ薬局の仕事をしています。
自分がADHD(注意欠陥・多動症)と診断されたのは、大人になってからです。
それまでは、健常人として扱われていて、自分自身も健常人だと思っていました。
しかし、社会人になってから仕事をするようになって、自分のポンコツさに呆れかえる日々を送っていました。
そんな自分が好きではなく、自分のポンコツさに嫌気がさすほどでした。。
実際に、ADHDを持っていてどんなことに苦労したのかを書いていきます。
ADHDで苦労した事
僕が、実際にADHDで苦労したこと、もしくは、苦労していることは以下の通りです。
- 言われたとおりのことができない
- ケアレスミスが多く目立つ
- 予期せぬことが起こるとイライラする
- 集中力が極端である
言われたとおりのことができない
まずは、「言われたことを言われたとおりにできない。」
これにはかなり悩まされました。
仕事において、上司に指示を受けても思ったように行動することができず、上司の期待に応えなくて怒られたこともありました。
自分自身は一つ一つのことをちゃんと正確にやりたいのに。。。
言われたことをそのまま表現できずにずっと悩んでいました。
例えば、右向け右と言われて、左を向いてしまうような。。
そんな自分があまりにもポンコツ過ぎて、上司に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
ケアレスミスが多く目立つ
仕事において、ケアレスミスが目立ったり、見落としが多く悩まされる日々。
心療内科に通って薬を服用し治療を行う前までは、本当に「抜け」が多くて苦労しました。
具体的には、調剤薬局の仕事で処方箋の記載間違いに気づけなかったり、チェック作業の抜け漏れがあったり。
決して完ぺきではありませんでした。
もちろん、周りの従業員にはたくさん迷惑をかけ、抜け漏れをなくすために1つ1つ順を追ってゆっくりチェックしてね。と何度も言われ続けました。
その結果、ミスは少しだけ減らせたものの、完璧ではありませんでした。
そのほかにも、リュックサックのチャックを閉め忘れたり(今もなおっていませんが)、物をどこかに置き忘れたり、色々ありました。
予期せぬことが起こるとイライラする
予期せぬことが起こると焦ったりイライラしやすかったりします。
例えば、歩道を歩いているときに、突然自転車のベルを鳴らされるとイラっとします。
車のクラクションでもそうですね。
このように、予期せぬ事態が起こると感情的になりやすかったりします。
集中力が極端である
好きなことへの集中力は周りに驚かれるくらいですが、嫌いなことへの集中力は長続きしませんでした。
例えば、好きではない読書や映画鑑賞、勉強に対しては集中力が皆無で散々でした。
けれども、好きな「写真」であったり、「性格診断」であったり、ブログ執筆に関しては周りが気にならないくらいに集中できます。
このように、好きなことと嫌いなことで、集中力の違いがあります。
これらはADHDの症状だと言われ、自分自身がこの性質を心の底から認めるまでに、時間がかかりました。
では実際に、どうやってADHDと向き合ったのか?
語っていきます。
ADHDへの向き合い方
どうして、ADHDと向き合えたのかを話していきます。
自分がADHDと向き合えるようになったのは、ある主治医の先生と出会えたことです。
その先生は、ADHDを1つの性格だと捉えてうまく生かしなさい。と言ってくれました。
自分の中で、「救いの言葉」でした。
そこから、どうしたら自分のADHD気質の性格を仕事に取り入れられるのかを必死に考えました。
そして考えに考えて、たどり着いた答えは
「仕事にハマること」
自分の仕事にハマるように心がけました。
すると、仕事に過集中がうまく使えるようになり、ケアレスミスをしなくなりました。
ADHDは、好きなことには過度に集中できる才能を持ち合わせているため、その性質を利用したのです。
そのおかげで、今では毎日仕事が楽しくなりました。
このように、短所は長所にも変えられることに気づきました。
まさに、表裏一体ですね!
今まで熱中できなかった薬局の仕事に「過集中」を取り入れてみると、仕事が楽しくなりました!
今までは、正確さが求められる薬局の仕事は自分にとって不向きではないのか?と、何度も辞めようとしていましたが、ADHDの性質をうまく利用したおかげで仕事に熱中できるまでなったのです。
もし、自分がADHDを患っていて、うまく仕事ができなかったら、自分に与えられた短所を長所に変換してみて下さい。
僕の場合は、「過集中」を仕事に取り入れていますが、自分の特性をうまく仕事に活用してみて下さい。
最後に
ADHDの症状は、人によってさまざまです。
自分の特性を良く知り、うまく生かしていくといいのではないでしょうか?
最後まで見て下さりありがとうございます。