サイプレス精油に期待される効果とスピリチュアルとは!?
こんにちは!アロマ薬剤師飛こーきと言います。
当ブログは、アロマセラピーの化学とスピリチュアルの両観点での記事を執筆しています。
今回は、「サイプレス」の精油(香り)についてお話していきます。
目次
サイプレス精油の話
サイプレスは、別名「イトスギ(糸杉)」とも呼ばれ、古くから神聖な木として重宝されています。
古来より、埋葬する際にサイプレスの葉を詰めたり、香りで清められていたという歴史があります。
そんなサイプレスですが、バランスの良い円錐形の形をしていることから、「クリスマスツリー」にも使われているとか…。
実物は生で見たことないですが、写真を見るだけで想像できるような大木です。
サイプレスの香りは、「優しく温かみのあるウッディーな香り」を放ちます。
では実際に、サイプレス精油にはどのようなスピリチュアル的な意味があるのか?見ていきます。
サイプレスのスピリチュアルな意味とは?
サイプレスの香りのスピリチュアル的な意味は、以下の通りです。
- 心の傷を癒してくれる
- 自分らしさを表現できるようになる
- 劣等感を感じやすいときに救ってくれる
- 自分が何をしたいのかがわかるようになる
- 心の不要なものを除去し、手放してくれる
順に解説していきます。
心の傷を癒してくれる
サイプレスの香りは、心の傷を癒す香りの一つだと言われています。
過去のトラウマであったり、心のない人から無神経な言葉を言われたり。
とにかく、何か理不尽なことが起きたことによって、心に傷を負ってしまった時。
そのことによってできた傷を、サイプレスの香りが優しく温めてくれて、癒します。
なので、心がボロボロになる前に、一度サイプレスの香りに頼ってみるのはどうでしょう?
きっと、サイプレスの香りが癒しを与えてくれます。
自分らしさを表現できるようになる
周囲の目が気になると、本当の自分らしさが出せません。
こんなことをしたら恥ずかしいのでは?
こんなことをやったら、相手にどう思われるのだろうか?
そんな時に、サイプレスの香りは自分らしさを表現できるように後押ししてくれます。
また、ローズマリーの香りも「自分らしさを呼び覚ましてくれる香り」ですので、一緒にブレンドして香りを楽しむと良いでしょう♪
劣等感を感じやすいときに救ってくれる
特に、周りの影響を受けやすい人は、劣等感を抱きやすいと言われています。
他人のいいところを吸収することはいいことですが、悪い部分まで真似してしまうと本末転倒です。
また、SNSを長時間見るとやんでしまう人も、他人と比べることによる劣等感を抱きやすいため、注意が必要です。
僕も周りの影響を受けやすい一面もあるので、ついつい人の意見や行動に流されてしまいそうになります。そんな時は、一旦、人と接することを断ち切ることがオススメします。
そんな時に、ぜひ、サイプレスの香りを頼ってみて下さい。
自分が何をしたいのかがわかるようになる
「自分が本来何をすべきなのか?」
サイプレスの香りを嗅ぐことで、優先順位をつけやすくなると言われています。
頭の中がスッキリせずに混乱しているときに、サイプレスの香りを嗅いでみるといいでしょう。
頭の中の不要物が抜けて、クリアにしてくれるはずです。
心の不要なものを除去し、手放してくれる
先ほどもお話ししましたが、サイプレスの香りは余計なものを手放したい時にオススメです。
特に、大事な決断をしたい時や、優先順位を立てて行動をしていきたい時に、いいでしょう。
スピリチュアルの化学的根拠に関してのブログも執筆していますので、合わせて読んでみてください↓
サイプレスとチャクラのお話
ちなみに、サイプレス精油の香りは「肺」や「喉」に存在する「第4チャクラや第5チャクラを開く香り」だと言われています。
そのため、自分のありのままをうまく表現できない時や、感情表現がうまくできないような時に良いとされます。
この、第4チャクラや第5チャクラが不足すると、トラウマを引きずりやすくなったり、自分の意見や感情を素直に表現できなくなると言われています。
ですので、「ありのままの自分を表現できるようになりたい時」、「想いを声に出して伝えたい時」、「傷を癒したい時」などに、サイプレス精油の香りを活用するのも良いでしょう。
サイプレスの成分と期待される効果とは?
サイプレス精油に期待される主な効果は、以下の通りです。
- リンパ液と血液の流れを良くする
- 弱い女性ホルモン様作用
- デオドラント作用(消臭)
- 咳を抑える作用
- リラックス作用
順に解説していきます。
リンパ液と血液の流れを良くする
サイプレス精油は、血流やリンパ液の流れや滞りを良くする香りだと言われています、
そのため、むくみや冷えなどの解消やセルライトの解消につながります。
どちらも、肌を通して作用するため、キャリアオイル(植物油)に精油を希釈し、アロマオイルという形にする必要があります。
セルライトやむくみ、冷えがあるところを中心に塗ってあげると良いでしょう。
ちなみに、グレープフルーツ精油との相性が良いです♪
弱い女性ホルモン様作用
サイプレス精油は、弱いながら女性様ホルモン作用を持ちますので、女性特有の症状(PMSやむくみ、冷え)などにいいと言われています。
同じような成分組成を持つ「ジュニパーベリー精油」と差別化できる点は、この部分になります。
デオドラント作用(消臭)
サイプレス精油は制汗作用(毛穴を引き締め、汗を出にくくする)が期待できます。
そのため、ニオイが気になる夏場や梅雨時期に使用すると良いです。
また、サイプレスの場合は単独使用よりも、同じデオドラント作用を持つレモングラスなどとブレンドし、アロマスプレーとして使用すると良いでしょう♪
咳を抑える作用
サイプレスの香りには、「δ3カレン」という成分を含むため、咳などの気管支の症状にいいと言われています。
スピリチュアル観点からも説明できますが、喉のチャクラを活性化させる働きを持つため、喉がつっかえたり咳の症状が出ているときに、1~2滴ほどのサイプレス精油をティッシュやハンカチに垂らし、ゆっくり吸い込むといいでしょう。
リラックス作用
サイプレス精油は心拍数を抑制し、気持ちを落ち着かせてくれるので、心身ともにリラックスできる香りだと言えます。
サイプレスの香りは、他の樹木系の精油よりも優しい印象があるので、ゆっくり樹木の香りを嗅ぎたい時に使ってみると良いでしょう♪
サイプレス精油を使ったオススメアロマレシピ
サイプレスの香りは、柑橘(かんきつ)系やハーブ系の香りとの相性が良いと言われています。
オススメブレンドは、以下の通りです。
デトックス&デオドラントを期待
グレープフルーツ+サイプレス
グレープフルーツ精油とサイプレス精油は、どちらも血行促進作用とリンパ液のうっ滞を除去する働きが期待できます。
そのため、脂肪燃焼であったり、セルライトやむくみの解消に役立つことでしょう。
その時は、アロマオイルにしてから使用する必要があります。
アロマオイルの作り方はこちらのYouTubeにて、紹介しています↓
また、これら2つの精油はデオドラント作用も期待できるので、ニオイが気になるところにアロマスプレーをシュッシュッとかけると良いでしょう。
女性特有のトラブルに
サイプレス+クラリセージ+ゼラニウム
サイプレスやクラリセージやゼラニウムに含有している成分は、女性ホルモンに似た構造を持つため、女性ホルモンが作用する働き(肌の弾力を保つ、骨を維持する、代謝アップなど)が期待できます。
そのため、月経前症候群やむくみ、冷え、骨の強化、肌の弾力性維持にいいとされます。
これらの精油を一緒にブレンドし、ディフューザーなどでお部屋などに焚くといいでしょう♪
ふんわり柔らかい優しい香りが、お部屋全体に広がります。
サイプレス精油を使う上での注意点
サイプレス精油の注意点は、以下の通りです。
- 肌への刺激性
- 妊娠中の使用は避ける
- なるべく涼しい場所に保管する
順に解説していきます。
肌への刺激性
サイプレスの主な成分は「αピネン」であり、分子量が小さいため、皮膚への刺激があります。
そのまま精油を肌につけるなどの使用は避けましょう。
妊娠中の使用は避ける
データは少ないが、弱い女性ホルモン様作用を持つので、妊娠中の使用は避けた方がいいでしょう。
なるべく涼しい場所に保管する
サイプレス精油は、熱に弱いと言われていますので、なるべく涼しいところに保管しましょう。
最後に「サイプレスの小ネタ」
アロマセラピーにおけるサイプレスは、「サイプレス」と「ブルーサイプレス」の2つが存在します。
同じ”サイプレス”なので、似たような香りだろう!
と思ったらとんでもない、、(笑)
サイプレスの香りは爽やかでウッディーな香りに対し、ブルーサイプレスの香りははちみつのように重厚で甘くウッディー香りがします。
しかし、鼻が慣れるとブルーサイプレスも良い香りですので、ぜひ、使ってみて下さい!
サイプレスとブルーサイプレスの違いについては、こちらの動画で違いわかりやすくを紹介しています↓
最後に、精油について、Instagramにて詳細をまとめていますので、参考までに見てください。
これからも、記事を楽しみにしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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