ブラックペッパー精油に期待される効果とスピリチュアルとは!?
こんにちは!アロマ薬剤師飛こーきと言います。
当ブログは、アロマセラピーの化学とスピリチュアルの両観点での記事を執筆しています。
今回は、「ブラックペッパー」の精油(香り)についてお話していきます。
目次
ブラックペッパー精油の話
ブラックペッパーと言えば、皆さんもお馴染み「コショウ」の事です。
コショウの歴史は長く、日本では平安時代あたりから調味料として使われていて、ヨーロッパの方では貿易品として利用されていました。
ブラックペッパー精油の香りは、温かいスパイシーな香りに、少しハーブ調でドライな香りがします。
では実際に、ブラックペッパーにはどのようなスピリチュアル的な意味があるのか?見ていきます。
ブラックペッパーのスピリチュアルな意味とは?
ブラックペッパーの香りのスピリチュアル的な意味は、以下の通りです。
- 地に足をつける
- 頭で考えすぎる
- アイデアが実行に結びつかない
- やる気や行動力の後押し
順に解説していきます。
地に足をつける
ブラックペッパーの香りは、今この瞬間を大事にする大切さを教えてくれます。
今この瞬間を、目で見て音や香りを感じ、食を味わうといった「五感」を通じて、日々の豊かさを感じ取ることができます。
「今を大事にしよう!」
ブラックペッパーの香りは、こう呼びかけます。
頭で考えすぎる
現代人は、頭脳ばかり使いがちです。
スマホの普及により、目まぐるしく情報のシャワーを浴びている状態ですので、ますます頭を使うでしょう。
そんな時に、頭で考えるのではなく、心で感じることの大切さを教えてくれる香りです。
また、香りだけでなく、スマホから離れる時間も使ってあげましょう。
アイデアが実行に結びつかない
アイデアが現実離れしていたり、机上の空論(頭の中で考えただけで何も役に立たない)状態で、いざ実行に移せない。
そんな時に、現実的に物事を考え判断し、行動にうつす後押しをしてくれる。
そういった香りです。
やる気や行動力の後押し
ブラックペッパーの香りは、やる気や行動力を起こさせてくれます。
問題を先送りしてしまいそうなときに、香りが後押ししてくれるでしょう。
夢や目標を達成したい時に、ブラックペッパーの香りを嗅ぐと良いです。
ペパーミント精油の香りとブレンドすることで、さらに作用が増します。
スピリチュアルの化学的根拠に関してのブログも執筆していますので、合わせて読んでみてください↓
ブラックペッパーとチャクラのお話
ちなみに、ブラックペッパーの香りは「肛門」や「丹田」あたりに存在する「第1チャクラや第2チャクラを開く香り」だと言われています。
そのため、活力を高めることができ、現実的に物事を判断して行動できるよう後押ししてくれます。
逆に、これらのチャクラが不足すると、やる気が落ちて生産性が下がってしまいます。
ですので、ブラックペッパーの香りを嗅ぎ、土台を作りましょう。
そして、力強い活力と判断力で、目標を達成していきましょう!
ブラックペッパーの成分と期待される効果とは?
ブラックペッパーに期待される主な効果は、以下の通りです。
- 心身強壮作用
- 消化促進作用
- うっ滞除去作用
- 鎮咳作用(風邪予防)
- 炎症を和らげる作用
順に解説していきます。
心身強壮作用
ブラックペッパーのスパイシーな香りは、体全身を温め、気分を高めてくれる香りです。
ホホバオイルなどのキャリアオイル(植物油)に少量のブラックペッパー精油を溶かし、肩から足にかけて塗ってあげるといいでしょう。
その際は、レモングラスなどの香りと混ぜると良いでしょう。
消化促進作用
ブラックペッパー精油は、食欲を刺激して消化を促進させてくれます。
そのため、食欲がない時にも良いとされ、食欲を促してくれます。
また、腸の働きを良くし、蠕動運動を活発にすることから、胃や腸のトラブルにオススメです。
うっ滞除去作用
ブラックペッパーに含まれるモノテルペン類の成分は、気や水のうっ滞を除去してくれるので、心身の冷えやむくみの改善が期待できます。
冷えが生じている部位に、ブラックペッパー入りのアロマオイルを塗ってあげることで、局所が温まります。
鎮咳作用(風邪予防)
ブラックペッパー精油に含まれる「モノテルペン類」の成分には、抗菌作用や抗ウイルス作用などが期待でき、体も温めてくれるので、風邪にオススメ。
呼吸器の不調に良い精油とも言われています。
炎症を和らげる作用
ブラックペッパー精油に含まれる、「モノテルペン類」や「βカリオフィレン」には抗炎症作用が期待できます。
ですので、身体の痛み(肩や腰など)から、喉の痛みなどにも効果が期待できるでしょう。
局部の痛みに使用する場合は、ホホバオイルなどのキャリアオイルに薄めてから塗ってあげると良いです。
ブラックペッパー精油の詳しい化学の内容は、noteにてまとめていますので、良かったら読んでみて下さい↓
ブラックペッパー精油を使ったオススメアロマレシピ
ブラックペッパーの香りは、ハーブ系やかんきつ系、スパイス系の香りと相性が良いと言われています。
オススメブレンドは、以下の通りです。
食欲がないときに
ブラックペッパー+ジンジャー+ペパーミント
夏バテやストレスなどで食欲が出ないときもあります。
そんな時に、活力を与えてくれるブラックペッパー精油やジンジャー精油、消化器系に作用するペパーミント精油が食欲を高めてくれます。
夏バテの時は、爽やかな香りであるペパーミント精油が、活躍してくれるでしょう。
ダイエットに
ブラックペッパー+グレープフルーツ+フェンネル
これらの香りは、交感神経の働きを活発にするので、脂肪の燃焼を促進します。
(交感神経優位→脂肪分解が進む 副交感神経優位→脂肪を蓄える)
脂肪を分解し、体の中で使いやすい状態にすることで、ダイエット効果が期待できます。
その際は、ホホバオイルなどのキャリアオイルに精油を溶かしたのち、脂肪が気になる箇所(局所)に塗ってあげると良いでしょう。
ブラックペッパー精油を使う上での注意点
香りの注意点は、以下の通りです。
- 皮膚の弱い方は、控えめに使用する
- 妊娠中は芳香浴法のみにとどめる
- 腎臓に負担をかけるおそれあり
順に解説していきます。
皮膚の弱い方は控えて使用する
ブラックペッパー精油には、モノテルペン類(リモネンやサビネンなど)の成分が多いため、皮膚への刺激性があります。
皮膚が弱い方は使用を控えるか、必ず、キャリアオイルに精油を薄めてから使用してください。
妊娠中は芳香浴法のみにとどめる
データが少ないため、妊娠中は芳香浴法にとどめましょう。
芳香浴法については、こちらのブログでまとめています↓
腎臓に負担をかけるおそれあり
ブラックペッパーは腎臓を刺激し、排出作用を促す精油ですので、腎臓の悪い方への使用は控えるようにしましょう。
極力、30mlの基材に1~2滴くらいの量がいいでしょう。
最後に「ブラックペッパーの小ネタ」
香辛料として使われるコショウ(胡椒)には、黒胡椒や白胡椒、赤胡椒、青胡椒があります。
黒胡椒(ブラックペパー)…実が熟す前の果実を乾燥させたもの
白胡椒(ホワイトペパー)…完熟後に収穫したのち、皮を取り除いたもの
そのうち、精油として使用されるのは、ブラックペッパー(黒コショウ)です。
※ホワイトペパーも一応精油は取れますが、使用しないとのことです。
最後に、ブラックペッパー精油について、Instagramにて詳細をまとめていますので、参考までに見てください。
これからも、記事を楽しみにしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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