ベチバー精油に期待される効果とスピリチュアルとは!?
こんにちは!アロマ薬剤師飛こーきと言います。
当ブログは、アロマセラピーの化学とスピリチュアルの両観点での記事を執筆しています。
今回は、「ベチバー」の精油(香り)についてお話していきます。
目次
ベチバー精油の話
ベチバーは、インドやインドネシア原産のイネ科の多年生草本であり、アロマセラピーでは「根」の香りを使います。
ベチバー精油の香りは、エキゾチックで温かみのある土壌の香りがします。
個人的な香りの印象としては、土を掘り起こした後のような香り。
なので、慣れるのに時間がかかる…。そういった印象を抱いています。
もしかすると、好き嫌いが分かれる香りかもしれませんが、同時に癖になる香りでもあります。
では実際に、ベチバーにはどのようなスピリチュアル的な意味があるのか?見ていきます。
ベチバーのスピリチュアルな意味とは?
ベチバーの香りのスピリチュアル的な意味は、以下の通りです。
- 地に足をつけたい
- 精神を安定させてくれる
- 前向きに生きることができる
- ネガティブな思考回路の解消に
順に解説していきます。
地に足をつけたい
ベチバーの香りは、グラウンディング(地に足をつける)作用を持っています。
グラウンディング作用により、自然エネルギーを補給することができます。
足元にエネルギーが溜まることで、不安定でぐらつきやすい状態から、安定な状態を保たせてくれます。
精神を安定させてくれる
感情の起伏が激しくピリピリしている、もしくは、感情が高ぶりやすい人にオススメです。
強い緊張やストレスを解放してくれるため、精油の世界での精神安定剤(トランキライザー)として働いてくれます。
前向きに生きることができる
前向きに生きるために必要なエネルギーを吹き込んでくれる香りです。
自分が本来持っている、ポジティブな気持ちを前面に押し出します。
ネガティブな思考回路の解消に
あれこれ頭で考え過ぎて、心や体がついていかずに疲れてしまった時に、自分を支えてくれます。
ベチバー精油は、頭ではなく心や体で感じる大切さを教えてくれるでしょう。
スピリチュアルの化学的根拠に関してのブログも執筆していますので、合わせて読んでみてください↓
ベチバーとチャクラのお話
ちなみに、ベチバーの香りは「肛門」や「丹田」あたりに存在する「第1チャクラと第2チャクラを開く香り」だと言われています。
そのため、グラウンディング(地に足をつけること)に良いとされます。
地に足をつけることで、現実を直視し行動することを促してくれます。
他にも、お腹あたりに存在する第3チャクラも活性化します。
第1チャクラ~第3チャクラまで整えてくれるので、芯から土台を作ってくれるでしょう
ベチバーの成分と期待される効果とは?
ベチバーに期待される主な効果は、以下の通りです。
- リラックス作用(鎮静)
- 抗不安作用
- 催淫(さいいん)作用
- 抗菌・抗ウイルス作用
- ニキビなどの肌トラブル解消
順に解説していきます。
リラックス作用(鎮静)
ストレスや過労で体が疲れているときに、ベチバーの香りを頼るといいでしょう。
ラベンダー精油との相性が良いので、アロマディフューザーで香りを焚くと、心がリラックスします。
抗不安作用
ベチバー精油に含まれる「ベチベロール」には、精神安定作用があります。
アロマセラピー界における「トランキライザー」とも呼ばれているくらい、精神安定作用が期待できる精油ですので、不安を感じやすい方にオススメの香りです。
催淫(さいいん)作用
ベチバー精油は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制する作用を持っています。
ストレスホルモンを減らすことで、性的障がいの改善が期待できます。
抗菌・抗ウイルス作用
ベチバー精油は、抗菌・抗ウイルス作用が期待できるので、免疫力を高めてくれます。
また、去痰作用や粘液溶解作用が期待できるので、風邪予防アロマとして一石二鳥です。
ニキビなどの肌トラブル解消
ベチバー精油に含まれる「ベチベロール」などの成分には、抗炎症作用が期待できます。
ですので、ニキビによる軽い炎症であったり、ニキビの原因菌の除去に役立ちます。
ベチバー精油を使ったオススメアロマレシピ
ベチバーの香りは、エキゾチック系やフローラル系やかんきつ系の香りと相性が良いと言われています。
オススメブレンドは、以下の通りです。
ポジティブになりたい!
ベチバー+イランイラン+レモン
ベチバー精油は、「アロマ界の精神安定剤」とも言われているので、ネガティブな感情になったときなどに気持ちを安定させてくれます。
そこに、前向きな気持ちにかえてくれるイランイラン精油やレモン精油が、気分を高揚しポジティブな方向へと導いてくれます。
ニキビによる炎症
ベチバー+ティートリー+ラベンダー
ニキビのケアに、抗菌作用や抗炎症作用を持つティートリー精油やラベンダー精油をプラスすることで、相乗効果が期待できます。
これら3種類の精油の入ったクリームを、ニキビがあるところに塗るといいでしょう。
手作りハンドクリームの動画が参考になると思います↓
※顔に塗る場合は、50ml基材(植物油など)に精油1滴くらいがベストですので、だいぶ少量になります。(顔は皮膚が薄いため)
ベチバー精油を使う上での注意点
ベチバー精油の香りの注意点は、以下の通りです。
- 妊娠中への使用は控える
- イネ科アレルギーの方は注意する
- 香りが独特で強いため、試香すること
順に解説していきます。
妊娠中への使用は控える
妊娠中への使用は、控えることとなっています。
また、香りが強いので、1滴程度にとどめましょう。
イネ科アレルギーの方は注意する
ベチバー精油はイネ科植物に分類されます。
稀に、イネ科植物が肌に合わない方もいるので、必ずパッチテスト(精油を含んだオイルを肌につけ、24時間~72時間放置)を行う必要があります。
香りが独特で強いため、試香すること
ベチバー精油は香りが強いため、少量での使用をオススメします。(30ml基材に1~2滴程度)
また、独特な香りを放つため、アロマショップなどで試香する必要があります。
最後に「ベチバーの小ネタ」
ベチバー精油は粘性があることから、香りの保留剤としても働きます。
ですので、かんきつ系などの揮発性の高い香りを保持してくれます。
なかなか精油が落ちてきません…
→じっくり落ちてくるのを待ちましょう。
また、ベチバー精油の原料である「根」が古いほど、良い精油が採れると言われています。
このように、時間が立つにつれて香りに深みが出てよくなるという数少ない精油ですので、長持ちします。
最後に、ベチバー精油について、Instagramにて詳細をまとめていますので、参考までに見てください。
これからも、記事を楽しみにしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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