ベンゾイン精油に期待される効果とスピリチュアルとは!?
こんにちは!アロマ薬剤師飛こーきと言います。
当ブログは、アロマセラピーの化学とスピリチュアルの両観点での記事を執筆しています。
今回は、「ベンゾイン」の精油(香り)についてお話していきます。
目次
ベンゾイン精油の話
ベンゾインは、別名「安息香」とも呼ばれ、食品や化粧品の防腐剤として利用されている「安息香酸」を多く含む精油です。
ベンゾイン精油の香りは、バニラ様の甘くてスモーキーな印象です。
個人的な印象としては、カルアミルクを思わせてくれるような感じです。
では実際に、ベンゾインにはどのようなスピリチュアル的な意味があるのか?見ていきます。
ベンゾインのスピリチュアルな意味とは?
ベンゾインの香りのスピリチュアル的な意味は、以下の通りです。
- 孤独感を解放する
- 一人で静かに過ごしたい時
- そっとしておいてほしい時
- 今ここに集中させてくれる
順に解説していきます。
孤独感を解放する
孤独感から来る寂しさや虚しさなどで閉ざされてしまった心を、ベンゾインの香りがゆっくりと解放します。
また、ベンゾインの温かい香りが心を照らしてくれます。
一人で静かに過ごしたい時
静かに過ごしたいという精神状態になっているときに、ベンゾインの香りが助けになってくれます。
気持ちを落ち着かせ、心を回復してくれるので、心から安心できる。そんな香りです。
心が回復すれば、人とのつながりの大切さを思い出し、元気に人と接することができるでしょう。
そっとしておいてほしい時
今はそっとしておいてほしいなと思う時や、一人になりたい時に、ベンゾインの香りの力を借りるといいでしょう。
今ここに集中させてくれる
怒りを鎮め、今ここに意識を集中させてくれるので、地に足がつかないような時にオススメです。
ベンゾインの香りは、グラウンディングのチャクラを持つ「第1チャクラ」の働きを活発にさせてくれます。
スピリチュアルの化学的根拠に関してのブログも執筆していますので、合わせて読んでみてください↓
ベンゾインとチャクラのお話
ちなみに、ベンゾインの香りは「心」や「喉」に存在する「第4チャクラや、第5チャクラを開く香り」だと言われています。
そのため、孤独感を感じやすかったり、心のつながりが欲しい時。
そして、自分を表現したいような時などに良いです。
他にも、肛門付近に存在する「第1チャクラを開く香り」でもありますので、今ここに集中させてくれる香りでもあります。
地に足をつけたいときに良いでしょう。
ベンゾインの成分と期待される効果とは?
ベンゾイン精油に期待される主な効果は、以下の通りです。
- 鎮静作用
- 去痰作用
- 抗炎症作用
- 傷を癒す作用
順に解説していきます。
鎮静作用
ベンゾイン精油に含まれる成分である「安息香酸」には、鎮静作用が期待できます。
ですので、落ち着きを取り戻したい時や、リラックスしたい時にオススメです。
去痰作用
ベンゾイン精油は、呼吸器のトラブルに良い香りだと言われているので、痰や咳症状を和らげてくれます。
また、声がしゃがれている時や出にくい時などにも良いとされます。
風邪を引いた時に、ティートリーやユーカリ精油と一緒にアロマディフューザーなどを使い、香りを焚いてみるのもいいでしょう。
抗炎症作用
ベンゾイン精油は抗炎症作用も期待できることから、喉の痛みなどにも良いとされます。
また、日焼けによる炎症反応を和らげるので、手作りの日焼け止めクリームの香りとして、ラベンダー精油やティートリー精油などと一緒にブレンドすると良いでしょう。
ラベンダーの香りやティートリーの香りは、炎症を抑えるだけでなく、紫外線をカットしてくれます。
傷を癒す作用
ベンゾイン精油の香りは、肌の再生を促すため、乾燥肌にオススメです。
また、乾燥肌だけでなく、肌荒れやカサカサ肌にも良いので、乾燥した後のケアに手作りハンドクリームの香りとして入れてみると良いでしょう。
手作りハンドクリーームの作り方は、こちらの動画を見て下さい↓
ベンゾイン精油を使ったオススメアロマレシピ
ベンゾインの香りは、樹木系やかんきつ系、樹脂系の香りとの相性が良いと言われています。
オススメブレンドは、以下の通りです。
気持ちを落ち着かせたい
ベンゾイン+サンダルウッド+ラベンダー
気持ちを落ち着かせたい時に、これらの香りをブレンドし、アロマディフューザーなどで焚くと良いでしょう
特に、あわただしいような時などに、落ち着きを取り戻してくれます。
※サンダルウッド精油はコストが高いので、ベンゾインとラベンダーのみでも大丈夫です。
日焼け止めに
ベンゾイン+ティートリー+ラベンダー
炎症を抑える働きを持つ3つの精油が、日焼け後による炎症(赤みや腫れ)などを和らげてくれます。
ベンゾインとラベンダーの香りが特に相性いいので、ブレンドしやすいと思います。
精油を使う上での注意点
ベンゾイン香りの注意点は、以下の通りです。
- 皮膚への刺激性あり
- 妊娠中や授乳中は避けること
- 粘性が高いため、温めて使う
順に解説していきます。
皮膚への刺激性あり
皮膚への刺激性があるので、敏感肌の方は使用を避けましょう
妊娠中や授乳中は避けること
データ数が少ないため、妊娠中や授乳中は使用を避けること。
粘性が高いため、温めて使う
精油の粘度が高いので、容器を指などで軽く温めてから使用するようにしましょう。
また、精油が空気に触れることで固まる性質を持つので、なるべく開封しても蓋をすぐに締めましょう
※粘性が高いぶん、揮発速度も遅いので、香りが6時間くらい持続します。
最後に「ベンゾインの小ネタ」
ベンゾイン精油とバニラ精油の香りは非常によく似ていますが、精油が採れる植物や成分がまったく違います。
例えば、ベンゾイン精油は亜熱帯雨林で育つ東南アジア原産の「アンソクコウノキ」という樹脂から抽出される樹脂です。
一方、バニラ精油は、ラン科植物であるバニラの果実を成熟させたのち得られます。
ベンゾインの主な成分は、「安息香酸」に対し、バニラの主成分は「バニリン」です。
しかし、ベンゾイン精油にもごく少量「バニリン」を含んでいることから、バニラ様の香りを放つのではないかと考えています。
最後に、ベンゾイン精油について、Instagramにて詳細をまとめていますので、参考までに見てください。
これからも、記事を楽しみにしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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