判断型(J)と知覚(P)の違いとは!?|MBTI
こんにちは、飛こーきといいます。
これから、MBTI診断における「判断型(J)と知覚型(P)」の違いについて、お話していきます。
…と言われても、判断型と知覚型とは何ぞや?と思いますよね。
なので、まずは「判断型と知覚型」について、それぞれわかりやすく解説していきます。
目次
判断型(J)の大きな特徴とは!?
まず、判断型(J)気質から説明していきます。
判断型(J)気質の特徴は、以下の通りです。
- 体系立てて説明する
- 計画性がある
- 判断力がある
- 決断力がある
- 几帳面である
- 細部にこだわる
- ルールや規則に従う
- 約束をしっかり守る
- リスト化が得意である
などが挙げられます。
そのうち、いくつか詳しく解説します。
体系立てて説明する
判断型(J)気質が強い人は、体系立てて物事を説明したり、順を追って話をする傾向があります。
経時的かつ順序立てて物事を説明するので、話の流れを分かりやすく説明します。
計画性がある
判断型(J)気質が強い人は、予定通りかつ計画通りに物事を進めることを意識します。
例えば、夏休みの宿題であったり提出物がある場合は、締め切り日より前に、余裕をもって取り組みます。
もし、計画通りにいかなかった場合は、「もっとうまくできたはず…」と思い、優先順位の見直しであったり、計画を立て直そうとします。
よって、判断機能が高い人は、計画性が優れていると言えます。
判断力や決断力がある
判断型(J)が強い人は、行動にほとんど無駄がなく、効率性を重視します。
また、すでに存在している選択肢の中で、素早く判断し、決断する力に長けています。
なので、既存のルールの中で「どう解決すべき物事を判断していくか?」を素早く決断するので、結果的に効率よく見えます。
一度、決断したことは、変えることはほとんどありません。
さらに、判断する際も「正しいやり方と間違ったやり方」にこだわり、間違っていれば修正したり指摘したりします。
既存のルールから選択されたルールやこだわりを、しっかり持っています。
几帳面で細部までこだわる
判断型(J)が強い人は、几帳面であり、細かいところまで行き届く人が多いと言われています。
そのため、細かい気配りなどが求められるような仕事が向いていたり、細かい作業やルーティンワークが向いています。
ルールや規則を守る
判断型(J)が強い人は、ルールや規律に従い行動することや、自分でルールを作ることを好みます。
MBTI16タイプによっては、自分で作ったルールに従ってもらうように、他人に指示するタイプもあります。(ENTJ (指揮官型)やESFJ(領事官型)など)
特に、外向的性質が強いMBTIタイプに、顕著にあらわれます。
約束をしっかり守る
判断型(J)気質が強い人は、人との約束や時間にルーズにならず、しっかり守ります。
そして、約束ごともしっかり守るため、周りからは信頼されやすい気質です。
我慢強く自制心が強いため、自分の衝動で動かず、今必ずやるべきことを最優先をします。
結果的に、人との約束を果たすことで信頼性をうまく作っていけるのがこのタイプです。
特に、社会や学校生活で重宝される存在です。
では次に、知覚型(P)気質について説明します。
知覚型(P)の大きな特徴とは!?
知覚型(P)気質の特徴は以下の通りです。
- マイペースである
- 好奇心旺盛である
- 適応力が高い
- 衝動的である
- 臨機応変で柔軟性がある
- 新しいアイデアを自発的に出す
- 決断を下すのが得意ではない
- スケジュールに余裕を持たせる
- 新しいスキルを学ぶのが好きである
- 特定のテーマについて調査するのを好む
などが挙げられます。
そのうち、いくつか詳しく解説します。
マイペースである
知覚型(P)気質が強い人は、自分のペースを好み、自分の裁量で自由に仕事をするのを好みます。
ですので、時間を忘れて好きな時に好きなだけ、物事に没頭できる才能を持っています。
時間の間隔がないような人は、知覚タイプの可能性大です。
好奇心旺盛である
知覚型(P)気質の強い人は、好奇心旺盛で、新しいスキルを学んだり冒険したりするのが好きです。
特定のテーマについて調べたり、探求心が強いのも、まさにこのタイプ。
逆に、時間にゆとりがありすぎると退屈に感じ、いろんなことを詰め込みます。
知覚タイプは、自分のやってみたいことにチャレンジしたり、自身の好奇心に従って行動します。
衝動的である
知覚型(P)気質が強い人は、衝動的かつ行き当たりばったりであり、思い付きで行動するのを好みます。
スケジュールを組むよりも、自分の本能に従い、自由に行動します。
逆に、スケジュールや予定を立てると、自分の行動が縛られるように感じるため嫌います。
臨機応変で柔軟性がある
知覚型(P)気質が強い人は、何も予定や計画を入れず、柔軟かつ臨機応変に対応することを好みます。
そのため、何か計画を立てていたとして、計画通りに物事がうまくいかなかった場合、柔軟に対応します。
また、柔軟性があるため、どんなタイプの人とも合わせられます。
なので、周りからは「八方美人な人」に思われる傾向も…。
新しいアイデアを自発的に出す
知覚型(P)気質が強い人は、新しいアイデアを考え、自発的に世の中に出すのが好きです。
そのため、自由な発想を楽しむことができます。
特に、NPタイプ(INFPやENFP、INTP、ENTP)は、この傾向が強く出ます。
決断を下すのが得意ではない
決断を早めたり、いったん出した結論に執着するのは良くないと考え、結論を変えたりします。
なので、物事を決断する際は、ゆったりと時間をとります。
そして、いろんな方法を使って試行錯誤するので、すぐに決断を出すのは向いていません。
知覚型(P)には、たくさんの時間が必要なのです。
判断型と知覚型の違いとまとめ
まず、判断型(J)と知覚型(P)の大きな違いを表にまとめたので、参考までに見て下さい。
判断型(J) | 知覚型(P) | |
時間 | 時間厳守 | 時間にルーズ |
行動 | 機敏(きびん)である | マイペースである |
決断 | 早い | 遅いまたは優柔不断 |
ルールや規則 | 好む・従う | 嫌う・変えようとする |
変化 | 嫌う | 好む |
計画性 | 計画通りにこなす | 柔軟にこなす |
順応性 | 新しい環境を好む | 安定した環境を好む |
長所・短所 | 真面目・頑固 | 好奇心旺盛・欲張り |
基本的性格 | ルールに忠実である | 柔軟で臨機応変である |
これらの結果だけを見ると、まるで性格が真逆な人を比較しているように、違いますよね(笑)
また、物事を成し遂げる場合、判断型(J)気質の人はコツコツ努力し、対する知覚型(P)気質の人は楽しもうとします。
ちなみに、書籍「MBTIへのいざない」には、知覚機能(P)を外に向けている場合、判断機能は内に向けて使用している(逆もしかり)との記載があります。
そのことから、知覚機能を持っている人が、時には判断機能を使うこともある(逆もしかり)とも言い切れますね。
物事は0か100ではないということが、MBTIタイプ論を勉強していて、なおさら感じます。
最後に
最後になりますが、判断型の人が知覚型の性質を持つ場合もありますし、反対に知覚型の人が判断型の性質も合わせ持つ場合もあります。
要するに、「判断型と知覚型の割合がどのくらいなのか?」で、判断がつきます。
なので、下の図の()の中に、それぞれ1~10の数値を入れ込んで足し合わたトータルはどちらが多いのか?
そこで、判断していくと面白いのではないかなと思います。
皆さんは、どちらの機能が優位でしたか?
最後まで見て下さり、ありがとうございました!
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