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外向型と内向型の違いとは!?|MBTI

心理学

こんにちは、飛こーきといいます。

 

これから、MBTI診断における「外向性(E)と内向性(I)」の違いについて、お話していきます。

…とその前に、まずは外向型と内向型について、詳しくお話します。

外向型(E)と内向型(I)とは?

外向型と内向型とは、人々の性格や行動の傾向を示す用語のことを言います。

 

人は、基本的に外向性と内向性の両方を持ち合わせていますが、通常、どちらかに偏っています。

偏る要因としては、「遺伝」や「環境」や「成長過程」などが大きく関わっていると言われています。

 

例えば、内向的な人でも接客業のように社交の場で働いていると、外向的なふるまいをすることもあります。

この場合、もし、仕事終わりに大きく疲れを感じている場合は、自分の本質は「内向型」であると言えるでしょう。

 

このように、環境や経験によって、外向型と内向型のどちらの性質が優位になるかは、ほんの少しだけ変わっていきます。

しかし、遺伝要因が大きいので、人の本質は変わりません。

 

その理由を、次の章でお話します。

外向型は「黄色線」、内向型は赤線で引いています。

外向型と内向型の大きな違いとは?

外向型と内向型の大きな違いは以下の通りです。

  • エネルギーの方向性
  • 刺激の感度の違い
  • 情報の処理時間
  • 脳の機能の違い

エネルギーの方向性

外向型は、意識が自分の外側に向きやすい人の事を指します。

わかりやすく言うと、自分の外側で起きている出来事や他人に、興味の矛先が向きやすい人。

 

すなわち、外側に影響し影響されやすい人の事を指します。

 

外側からさまざまな影響を受けることで、行動のモチベーションが上がります。

また、外部の人とコミュニケーションをとることによって、エネルギーを充電します。

 

 

一方の内向型は、意識が自分の内側に向きやすい人のことを指します。

わかりやすくいうと、自分の内側の感情や思考などに興味の矛先が向きやすいという特徴を持ちます。

 

すなわち、外からの影響は受けにくく、基本的には外に影響を与えません

自分の内側からモチベーションを上げることができます。

また、一人で静かにしている時間をとることでエネルギーを充電します。

 

これらをまとめると、以下の図のようになります↓

矛先(ベクトル)エネルギーの充電
外向型外側(周囲)人と会うことによって充電
内向型内側(自分)一人でいることで充電
外向型と内向型のエネルギーの方向性

刺激の感度

外向型の場合は、多くの刺激が必要だと言われています。

外向型の人は意欲的かつ行動的で、外に出たり人に会ったり新しいことを始めたりすることで満足します。

 

一方で、内向型の場合は、少ない刺激で十分です。

新しいことをすることによって大きく刺激を感じ、後でどっと疲れると言った特徴を持ちます。

一方で、ボーっとすることや、じっくり考えることを好みます。

情報処理の時間

外向型の場合、話しながら考える傾向にあり、思ったことをすぐに口にするため、素早い会話でことが完結します。

また、会話がトントン拍子で行われ、次から次へと話題が変わっていきます

 

外向型人間の場合、基本的に思ったことを口にするため「話す側になる傾向にあります。

  

一方の内向型は、じっくり頭の中で考えてから話す傾向があります。

他にも、聞かれたことにすぐ答えられなかったり、相手に説明するときは、頭の中で話す内容を組み立てる必要があります。

そのため、時間をかけてゆっくりと深い話をすることを好みます。

 

内向型人間の場合、基本的に情報を処理する時間が長いことから、会話の際は「聞き役」になる傾向があります。

このことを簡潔に表でまとめると、以下の通りです↓

情報処理時間話の傾向会話スタイル
外向型早い思ったことを口にする話す側
内向型遅い一度、組み立ててから話す聞く側
会話の傾向と情報処理時間の表

脳の機能の違い

外向型と内向型を見分ける上で、一番重要な内容です。

実は、外向型と内向型の人は、遺伝要因が大きくかかわっていて、脳の機能が根本的に異なります

 

まず、外向型の人の場合、快楽物質の一つであるドパミン神経の感受性が低いと言われています。

そのため、スリルのあることを好んだり、リスクを負ったり、未知なる体験や経験を追い求めるような経験を好みます。

多くのドパミンを必要とするので、逆にドパミン不足が続くと無気力感やうつ状態に悩まされます

 

また、外向型の人の脳内の血液量は、内向型の人よりも少なく、視覚や嗅覚や聴覚などに散らばって血液が流れています。

そのため、五感を使ってさまざまな物事を楽しむ傾向です。

 

一方、内向型の人の場合、ドパミン神経の感受性が高いため、少しの刺激に対して過敏であり、新しい体験や経験をするよりも、同じことの繰り返すようなことに安心感を得ます

 

また、内向型の人の脳内の血液量は、外向型の人の脳内の量の血液量よりも多いというデータも。

そのため、外向型の人よりも内向型の人のほうが、多くの事を思考していることがわかります。

 

このように、ドパミンの感受性や各部位の血液量の違いで、外向型と内向型の区別がつくため、とても興味深い内容かなと思います。

表にまとめると、以下の通りです↓

ドパミン感受性脳の血液量
外向型低い→多くの刺激が必要少ない
内向型高い→少しの刺激で十分多い
外向型と内向型のドパミン感受性と血液量についての比較

 

次に、外向型の大きな特徴について、お話します。

外向型の大きな特徴とは?

外向型の人は、1か月の大半を社交的に過ごすのに、ほとんど抵抗がないタイプとも言われています。

外向型が優位な人の特徴は、以下の通りです。

  • 社交的である
  • 表現力が豊かである
  • 行動力と決断力がある
  • 好奇心旺盛でスリルを求める
  • 考える前に行動することを好む

などが挙げられます。

社交的である

基本的に、明るく社交的な人が多いと言われています。

初対面の人と楽しく会話したり、大人数やグループで行動したり活動することを好みます。

なので、異なる考えの人とも積極的に交流し、刺激をもらいます。

 

社交的で明るい雰囲気なことから、周囲に人が集まりやすい性質です。

表現力が豊かである

基本的にオープンで、考えや感情を隠さずに表現できると言われています。

分かりやすく言うと、ジェスチャーを使い、大げさに話すような印象です。

行動力と決断力がある

外向型の人は、思い切って行動できるので、様々なことにチャレンジできます

また、論理よりも直観に従い迷わず決断できるので、すぐに物事を決めなければならない場合に有利です。

しかし、直観に頼りすぎると、間違った方向を選択しかねないので、しっかりと熟考することも大切です。

好奇心旺盛でスリルを求める

外向型の人は、新しい経験や冒険を求める傾向があり、知らないことに対する好奇心が旺盛な人が多いと言われています。

また、外向型の人はアドレナリンやドパミン神経が優位のため、スリルのあることを好む傾向があります。

考える前に行動することを好む

外向型優位の人は、考える前に行動するといった特徴を持ちます。

そのため、「とりあえずやってみよう!」といろんなことに挑戦できるのが、外向型人間の強みです。

 

次に、内向型人間の主な特徴についてお話します。

内向型の大きな特徴とは?

内向型は、仕事以外の休日を一人で過ごすのに苦痛を感じないタイプとも言われています。

内向型が優位な人の特徴は、以下の通りです。

  • 独立的である
  • 物事に慎重である
  • 観察力が優れている
  • 行動する前に考える
  • 深い思考を持っている

などが挙げられます。

独立的である

内向型の人は、エネルギーを充電するのに一人の時間を必要とすることから、少人数(1人か2~3人)での行動を好みます

そのため、人付き合いは狭く深くなりがち。

深い人間関係を好みますので、付き合いが長い友人が、ごく数人いるだけでも満足します。

 

また、自分の内面との対話を好む傾向があるので、一人の時間をできるだけ多く必要とします。

物事に慎重である

とても慎重で控えめであるため、自分から話すよりは聞き役に徹することが多いと言われます。

もちろん、何かに挑戦する際も、いったん頭で考えてから、やるか?やらないか?を決めます

 

しかし、慎重すぎるのも玉にきず。

よいチャンスまで逃してしまうので、「これはチャンスだ!」と思ったことに関しては、挑戦してみるのもありです。

観察力が優れている

周囲の環境や、人々の行動を観察することが得意で、相手の本質を見抜く力に長けています

行動する前に考える

行動する前に、いったん整理して考える傾向があります。

例えば、何か発言する前にも、いったん考えてから発言します。

深い思考を持っている

何事も深く考え、物事の本質をとらえようとします。

そのため、哲学的な話題やわりと抽象的なことに興味を持つこともあります。

 

また、自分の考えや感情を深く追求し、自分自身と向き合うことを得意とします。

そのため、内省に時間をかけ、次に生かしたりすることが容易です。

 

以上が、外向型と内向型の大きな特徴でした。

 

※ちなみに、内向型について書かれた僕のお気に入りの本「2冊」です。

良かったら読んでみて下さい↓

外向型と内向型のまとめ

外向型と内向型の違いは、お分かりいただけたでしょうか?
 

あくまで、外向型と内向型の性質を見て、「心がどちらに惹かれるか?」が大切で、100%外向型人間です!とは断言できません。

 

傾向として、

1.外向型の傾向が高い人は、周囲の人と接することでエネルギーを得ています。

2.逆に、内向型傾向の高い人は、一人で内省する時間を設けることでエネルギーを得ています

 

なので、自分がどちらの性質に近いのか?を分析してみるのも良いかと思います。

 

上記の内容以外にも、外向型と内向型とでは大きな違いがあるので、参考までに見て下さい↓

外向型内向型
言い方直接的である間接的である
身振り手振り多い少ない
音楽大音量普通
量と質量が大事質が大事
痛みや刺激痛みや刺激に強い痛みや刺激に弱い
主な伝達物質アドレナリン、ドパミンアセチルコリン
活発な神経交感神経副交感神経
エネルギー消費する保存・蓄える
会話の好み雑談が好き深い話が好き
外向型と内向型の違い「表」

最後に

実は、外向型の性格と内向型の性格を併せ持つ「両向型」も存在します。

両向性とは、外向型と内向型の性格を混ぜたようなタイプで、「社交的ではあるけど、とても慎重で思慮深い」など。人それぞれだと言われています。

  

ちなみに、僕自身が細かいグラフ付きのMBTI診断をすると、だいたい外向性と内向性の真ん中にいるので「両向型」かなと思っています。

 

例えば、僕の場合だと。。

初対面の人とは気軽にお話できるけど、慣れた人と話すときに、なぜか緊張する

その一方で、大人数の人と関わるのは疲れるため、なるべく避けたいとも思っています。

  

なので、人によって自分のどの部分が外向で、どの部分は内向なのか?

違いがあるのが、感慨深いところです。

 

一般的に、日本人は両向型を持つ方が多い」と言われていますので、外向型の性質と内向型の性質を半分ずつ持っている人は、両向型の可能性が高いと考察しております。

  

以上で、MBTIタイプ論に登場する「外向型(E)」と「内向型(I)」と、両向型についてのお話でした。

最後まで見てくださって、ありがとうございます。

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著者プロフィール
松岡輝樹(飛こーき)

こんにちは。飛こーき「松岡輝樹」といいます。
普段は、薬剤師として働いています。
 
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自分の強みの理解の助けになる記事を書くことを
意識し、ブログを通じて発信しております。
 
皆さまのお役に立てるような発信を心がけます!
どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
【主な発信内容】
・MBTIやウェルスダイナミクス。
・健康やアロマに関すること。
・自身の経験談や体験談。
・大好きなカフェや旅の記録。
・読書をした本の内容や考察など
 
【主な資格】

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【主な仕事・活動】

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