感覚型(S)と直感型(N)の違いとは!?|MBTI
こんにちは、飛こーきです。
これから、MBTI診断における「感覚型(S)と直感型(N)」の違いについて、お話します。
…と言われましても、そもそも「感覚」と「直観」とは何ぞや?と思いますよね。
なので、まずは「感覚」と「直観」とは何か?を、分かりやすく解説していきます。
目次
MBTIにおける「感覚」とは?
MBTI診断における感覚とは、過去の経験や具体的な事実に基づき、判断を行う「現実主義タイプ」の事です。
過去の経験であったり、今現在にフォーカス(焦点)を置き、物事を考えていきます。
MBTIにおける「直観」とは?
一方、MBTI診断における直観とは、未来に起こりうることを予測したり、想いを馳せながら判断を行う「理想主義タイプ」の事です。
過去や今よりも、未来にフォーカス(焦点)を置き、物事を考えていきます。
簡単にまとめると、
過去から現在に焦点を当てて判断するのが「感覚型」。
未来に焦点を当てて判断する「直観型」。
両方を比較すると、情報を処理する上でフォーカスしている点(焦点)が、全く違うことが分かります。
では次に、「感覚型(S)」と「直観型(N)」の人の大きな違いや特徴を、お話します。
感覚型(S)の人の大きな特徴とは!?
まず、感覚型(S)気質の特徴は、以下の通りです。
- 現実主義である
- 現状維持を好む
- 地に足がついている
- 主に過去の経験に頼る
- 現実に起きたことを信じる
- 「今」や「ここ」に意識を置く
- 五感を通じて得られた情報を重視
- 具体的でかつ実用的な情報や方法にこだわる
などが挙げられます。
その中でも、具体的な特徴を3つ解説します。
現状維持を好む
感覚タイプ(S)は、現状維持を好む傾向があります。
ですので、今現状にあるものを継続し存続させたりします。
一方の直観タイプの人は、よりよくしていくにはどうしたらいいか?などのアイデアを出します。
例えば、感覚タイプの人が会社経営者であれば、後継者としての役割を担うでしょう。
0から1を生み出すよりも、1から2.3…、1から10に変える方が向いています。
現実で起きたことを信頼する
基本的に感覚タイプは、目の前にある出来事が現実に起きていることだと捉え、新たな可能性は考えません。
したがって、まだ起こっていないことは、信じることはないでしょう。
「もしかすると、こういうことが起きるかもよ?」と言われても、
でも、実際に起きてないじゃん。と言い返す人は、現実主義傾向が強く、感覚型気質が高い人です。
例えば、消費期限がとっくに切れた鶏肉を、間違って食べたことに後になって気づいたパターン。
直観タイプ:もしかしたら、明日お腹を壊してしまうかもしれない…
食べてしまった、ああ、どうしよう?
感覚タイプ:え、でも、別に今大丈夫じゃん!
という風に、即座に返答する場合、後者の人は「現実主義的な考えの人」だと言えます。
そして前者は、先の事を考えて過度に不安になっているので、直観的性質が強い「理想主義タイプ」だと言えます。
また、世間話やゴシップの話題などを好む人も、現実主義タイプの人が多いと言われていて、日本人の大半も現実主義傾向の強いタイプです。
感覚型は多数派です。
五感で得られた情報を重視する
感覚タイプは、目や鼻、口などの五感を通じ、直接得られた情報を重視します。
ですので、自分の五感を駆使し、ありのままの様子をとらえます。
一方で、物事の関連性や隠された意味を考えるまでに、自分の想像が及ばないことがあります。
要は、自分が目で見たものや耳で聞いたもの・鼻で感じたものを、そのまま捉える人であれば「感覚型」と言えるでしょう。
例え話になりますが
リンゴを買う際に、「においや味、形、色などにこだわる人」は、現実主義傾向が強いです。
そして、りんごがどこからやってきて、どのように育ったかなどを想像する人は、直観型傾向が強いと言えます。
※ちなみに感覚型(S)の人は、手足を動かすダンスであったり、物(道具や楽器)などを操るのが得意な人が多いと言われています。
直感型(N)の人の大きな特徴とは!?
次に、直感型(N)気質の特徴は、以下の通りです。
- 理想主義である
- 空想が好きである
- 直観に頼る傾向がある
- 未来の可能性に目を向ける
- 例えば~など、比喩を多用する
- 斬新なアイデアを出すことを好む
- 色々考えているように見える人が多い
などが挙げられます。
その中でも、具体的な特徴を3つ解説します。
直感に頼る傾向がある
基本的に直観タイプ傾向の強い人は、勘やひらめきに頼るところがあります。
自分の直観を信じて突き進もうとしますので、良かれ悪かれ決断力があり行動的です。
未来の可能性に目を向ける
直観タイプ(N)は、新たな可能性や未来に目を向けます。
そのため、現状維持を好まず、未来をよりよくするにはどうしたら良いか?
アイデアを出しつつ模索していきます。
ですので、直観タイプ(N)の人は、考えごとをして物思いに耽(ふけ)っているようにも見えます。
新しいアイデアや方法を好む
直観タイプ(N)は、「こうなればいいのに」や「こういう風にしたらいいのに」など、自分独自のアイデアがたくさん浮かびます。
また、世の中から日常のことまで、不平不満を持ちやすいのも直観タイプの特徴です。
ですので、日常的に使うものなどに対して疑問を感じ、新たなものを生み出そうとします。
後は、何かの先駆者的な存在になりうるタイプでもあります。
発明家のように、新しい物を世の中に生み出したり、自分独自の新しい方法を考えたりすることを得意とします。
とにかく、アイデアマン・ウーマンが多いです。
しかし、非現実的で実用性のないような発想がでることもしばしば(笑)
実用性のないアイデアが出た場合は、一度冷静になり、思考の見直しが必要です。
感覚型と直感型の違いとまとめ
直感型(N)と判断型(S)の違いを表にまとめたので、参考までに見て下さい。
感覚型(S) | 直観型(N) | |
基本的な考え方 | 現実的に考える | 抽象的に考える |
頼りにすること | 経験を頼る | ひらめきに頼る |
焦点(フォーカス) | 過去から現在 | 現在から未来 |
現実・理想 | 現実主義傾向 | 理想主義傾向 |
情報の取得 | 五感を使う | 第六感を使う (直感や勘など) |
好む指向 | 現状維持を好む | 変化を好む |
会社創業 | 後継者 | 先駆者 |
実用性 | 実用的である | 実用的ではない |
話題 | 実話 | ファンタジー |
好きなこと | 世間のこと、ゴシップ | アイデア出し |
まず、感覚型の人は、実際に分かっている事実や具体的な方法を指向します。
一方、直観型の人は、まだ見ぬアイデアや可能性を関連付けることに引き付けられ指向します。
このように、両者の性質はそれぞれ違いますが、書籍「MBTIへのいざない」にはこう書かれています。
「感覚機能を指向する人は、実際は、ひらめきや先の事に対するビジョンを描くこともあるが、どうしても実際どうするかを考えたりする方にエネルギーを費やす」(逆もしかり)と。
要は、感覚型の人が、時には直観的に物事を判断することもあるが、基本的には、自分の経験の中で判断することにエネルギーを費やします。
なので、「感覚と直観のどちらかに偏ることはない」と、著書では言っています。
最後に
最後になりますが、感覚型を指向している人が直観に頼ることもありますし、直観型を指向している人が経験に頼ることもあります。
要は、感覚と直感の2つの性質を、それぞれどのくらいの割合で持っているのか?によって、判断がつきます。
なので、下の図の()の中に、それぞれ1~10の数値を入れ、足し合わせたトータルがどちらが多いのか?
そこで、判断していくと面白いのではないかなと思います。
皆さんは、どちらの機能が優位でしたか?
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
※自分のMBTIタイプが分からない方は、こちらのブログから気になる診断をやってみて下さい↓