虫除けにオススメのアロマを紹介!アロマセラピー
こんにちは!アロマ薬剤師飛こーきです。
この記事では、どの香りをどんな虫に使うと、虫除け効果を示すのか?まとめた記事です。
虫嫌いの方や、虫から身を守りたい方などの参考になると嬉しいです。
特に、暑い時期は虫がうっとうしい時期になりますので、この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。
また、近年問題となっているトコジラミに良いアロマも紹介します。
では、行きましょう!
目次
蚊にオススメのアロマ
蚊にオススメのアロマは、以下の通りです。
- シトロネラ精油
- レモングラス精油
- レモンユーカリ精油
- メリッサ精油
- ゼラニウム精油
- ペパーミント精油
- ハッカ油
- クローブ精油
- ヒバ精油
基本的には、レモングラス精油やシトロネラ精油などに入っている「シトラール」や「シトロネラール」、ペパーミント精油やハッカ油に含まれている「メントール」という成分が、蚊を寄せ付けない忌避作用を示します。
その他にも、レモンユーカリに含まれる成分である「パラメンタン3.8ジオール」が蚊の忌避作用を示すとも言われています。
ちなみに、レモンユーカリは別名「ユーカリシトリオドラ」ともいいます。
ユーカリ精油について学びたい方は、こちらの記事もどうぞ↓
ダニ除けアロマディフューザーのオススメのブレンドは以下の通りです↓
ペパーミント2滴+レモングラス4滴+ゼラニウム3滴+サイプレス2滴
必要なもの:水25ml エタノール5ml 30mlアロマスプレー容器 30mlビーカー
ダニにオススメのアロマ
ダニにオススメのアロマは以下の通りです。
- シトロネラ精油
- レモングラス精油
- レモンユーカリ精油
- メリッサ精油
- ゼラニウム精油
- ペパーミント精油
- ヒバ精油
- ヒノキ精油
- トンカビーンズ精油
ダニにオススメの香りも蚊除けアロマとだいたい同じです。
「シトラール」や「シトロネラール」には防虫作用が期待できます。
また、心に活力を与え、元気にしてくれるような香りですので、虫除けしつつリフレッシュ効果も期待できるでしょう。
ただし、レモングラスやゼラニウムやミントの香りなどは、目が冴えることもあるので、寝具から離れたところで使うと良いでしょう。
ヒノキやトンカビーンズの香りは、寝床の周りで焚くと良いでしょう。
トンカビーンズのダニとの関係性の詳しいデータは、こちらのインスタ記事より確認することができます↓
https://www.instagram.com/p/C5UYr6DyAPf/?igsh=bTEyd2ZjYnE1cGZ0
また、トンカビーンズ精油については、こちらの動画で解説しています↓
ダニ除けアロマディフューザーのオススメのブレンドは以下の通りです↓
トンカビーンズ3滴+ラベンダー2滴+ヒノキ1滴
必要なもの:アロマポット、アロマディフューザーなど
ハチにオススメのアロマ
ハチにオススメのアロマは以下の通りです。
- ペパーミント精油
- ハッカ油
- スペアミント精油
ハチにオススメの香りはズバリ「ミントの香り」です。
逆に、レモングラス精油やシトロネラ精油やゼラニウム精油とは相性が悪いため、注意が必要です。
ハチは、レモングラスやゼラニウムなどに含まれている「ゲラニオール」や「ゲラニアール」、「酢酸ゲラニル」といった成分を好みます。
特に、山やキャンプなどハチの多いところでの使用は、注意が必要です。
ハチ除けスプレーのオススメのブレンドは以下の通りです↓
ペパーミント5滴+ローズマリー3滴+レモングラス(少量)2滴
必要なもの:水25ml エタノール5ml 30mlアロマスプレー容器 30mlビーカー
ハエにオススメのアロマ
ハエにオススメのアロマは以下の通りです。
- オレンジスイート精油
- グレープフルーツ精油
- シトロネラ精油
- レモングラス精油
- レモンユーカリ精油
- メリッサ精油
- ゼラニウム精油
- ペパーミント精油
- スペアミント精油
- ハッカ油
- ヒノキ精油
- ヒバ精油
- ゆず精油
- クローブ精油
- コパイバ精油
- ローズマリー精油
オレンジスイートやグレープフルーツなどのかんきつ系の精油には「リモネン」という成分を豊富に含んでいます。
この「リモネン」という成分は、ハエに対する忌避作用を発揮すると言われています。
他にも、「シトラール」や「シトロネラール」や「カンファ―」、「メントール」などもハエを寄せ付けない成分となっています。
ハエ除けスプレーのオススメのブレンドは以下の通りです↓
オレンジスイート4滴+レモングラス2滴+ゼラニウム2滴+ペパーミント2滴+ヒノキ2滴
必要なもの:水25ml エタノール5ml 30mlアロマスプレー容器 30mlビーカー
カメムシにオススメのアロマ
カメムシにオススメのアロマは以下の通りです。
- シトロネラ
- レモングラス
- レモンユーカリ
- ゼラニウム精油
- ペパーミント精油(例外あり)
- ハッカ油(例外あり)
- スペアミント精油
- チョウジ精油
基本的に、カメムシもシトロネラやレモングラス精油に入っている「シトロネラール」や「ゲラニオール」が苦手だと言われております。
ただし、カメムシの中でもクサギカメムシには、ペパーミントやハッカ油が効かないといったデータも存在します。
同じミントの精油でも「スペアミント精油」であれば、カルボンという成分が主成分ですので、クサギカメムシにも効果が期待できると言われています。
カメムシ除けスプレーのオススメのブレンドは以下の通りです↓
レモングラス3滴+ゼラニウム3滴+スペアミント2滴+ペパーミント1滴
必要なもの:水25ml エタノール5ml 30mlアロマスプレー容器 30mlビーカー
ゴキブリにオススメのアロマ
ゴキブリにオススメのアロマは以下の通りです。
- シトロネラ精油
- レモングラス精油
- レモンユーカリ精油
- ペパーミント精油
- ベチバー精油
- クローブ精油
- シナモン精油
- ヒバ精油
ゴキブリは、クローブに含まれる「オイゲノール」を嫌がります。
逆に、オレンジやバニラの香りはゴキブリが好むので、注意が必要です。
おまけ(トコジラミにオススメアロマ)
- オレガノ精油
シソ科であるオレガノ精油は、トコジラミの忌避作用を示すという研究データがあります。
合成防虫剤であるディート(DEET)とオレガノ精油の忌避率を比較した研究データで、濃度40%のオレガノ精油と同等だということが分かっています。
詳しいデータは、こちらの記事より確認することができます↓
https://www.instagram.com/p/Cz_nCHGP3KH/?igsh=NHUwMmU4ZWZmZDFl
虫が嫌う成分まとめ
虫が嫌う成分として一般的に言われている成分は以下の通りです↓
- メントール
- シトロネラール(ハチを除く)
- シトラール(ハチを除く)
- ゲラニオール(ハチを除く)
- カンファー
- チモール
- オイゲノール など
アロマの精油(香り)は、あくまで忌避作用
そもそも、アロマの香りが殺虫作用を持っていないのですが、虫を寄せ付けない効果なら期待できます。
ですので、虫を寄せ付けたくない場所や箇所に、アロマスプレーなどを振りかけておくと良いです。
(網戸に振りかけておくのもオススメです)
ただし、人によっては肌に合わない香りもあります。
もし、肌に香りが合わない場合は、使用を避けましょう。
そして、お肌に合う香りを使ってください。
次に、アロマの香りで虫除けするメリットとデメリットをまとめています。
アロマの虫除けメリットとデメリットとは?
【メリット】
- 天然成分100%で構成されている
- アロマの香りを楽しむことができる
- 虫除けとしてだけでなく、心身にも働いてくれる
- お肌に比較的に優しい (ただし、原液を薄めた場合)
といったメリットがあります。
【デメリット】
- 香りの劣化が早い
- 殺虫効果は期待できない
- こまめにスプレーする必要あり
- 使用期限が短く、早めに使う必要あり
といったデメリットがあります。
アロマ以外の虫対策
虫除けの対策には以下の方法があります。
医薬品に頼る
アロマセラピーにおける虫対策の場合、あくまで忌避作用です。
精油は、殺虫作用を持たないため、虫を退治したい場合は医薬品の力を借りるのが良いです。
医薬品の情報はこちらから見ることができます↓
洋服でカバーする
特に、登山や川辺、キャンプなどでは肌を露出すると虫にさされることがありますので、長袖長ズボンの着用がオススメです。
汗をかいたらすぐに拭く
運動などにより汗をかいた場合、体に蚊がよってきやすくなります。
ですので、汗をかいたらこまめに拭くことが大事です。
乳幼児に虫除けスプレーを使う場合
乳幼児に虫除けスプレーを使用する場合は、虫除けスプレーを直接吹き掛けずに親の手にシュッと吹き付けてから、子供の肌に馴染ませると良いです。
まとめ
ほとんどの虫に対しては、シトラールやシトロネラールやゲラニオールといった成分が苦手だということをお分かりいただけたと思います。
ただし、ハチのように例外もあるので注意しましょう。
最後に、あらゆる虫に対応できるアロマスプレーブレンドを紹介して終わります↓
【ブレンド例】
あらゆる虫に対応:ローズマリー精油(2滴)+ペパーミント精油(4滴)+レモングラス精油(3滴)+ヒノキ精油(2滴)
水25ml
エタノール5ml
全量30mlアロマスプレー
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!