【アロマセラピー】柑橘系の精油の香りを「8つ」紹介!!
皆さんは、柑橘(かんきつ)系の精油(香り)は好きですか?
柑橘と言えば、「みかん」や「オレンジ」を思い浮かべる方が多いと思います。
そんな、オレンジ系のフレッシュでフルーティーな香りは、気持ちを前向きにさせてくれます。
では実際に、かんきつ系の精油(香り)には何があるのか?
順に紹介していきますね。
目次
かんきつ系精油の主な種類は?
アロマセラピー界においての柑橘系の主な精油(香り)は、以下の通りです。
- オレンジスイート精油
- グレープフルーツ精油
- レモン精油
- ベルガモット精油
- マンダリン精油
- ゆず精油
- ライム精油
- レモングラス精油
などがあります。
柑橘系の精油のほとんどに「リモネン」という成分が含まれていて、胃腸の調子を整えたり、血行を促進させるといった効果が期待できます。
次の章で、それぞれの香りの特徴と、主な作用、使い方を紹介します。
かんきつ系精油の香りの特徴と主な成分と作用は?
今から、オレンジスイートからレモングラスまでの、
8種類の香りの特徴や、期待される作用などを、順に見ていきます。
その前に、香りは人によって感じ方は違うので、一参考までに見て下さい。
オレンジスイート精油
オレンジスイート精油は、みかんの皮をむいたあとのフレッシュで爽やかな香りがします。
香りを嗅いだだけで「おいしそう!」と思ってしまうような香りです(笑)
オレンジスイートの香りは、ほかの柑橘系の香りよりも弱い印象です。
ただ、日本人の鼻とは相性がいいので、親しみやすい香りだと思います。
オレンジスイート精油の主な成分は「リモネン」。
柑橘系の香り特有の成分ですが、オレンジスイート精油の中には約95%のリモネンが含まれています。
オレンジスイート精油の主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- 血行を促進させる。
- リラックス作用。
- 抗不安作用。
- 抗菌作用。
などがあります。
とにかく、前向きな気持ちにさせてくれる香りですので、気分が落ちているときなどに嗅ぐといいでしょう。
あとは、リラックスしたい時や、不安感を和らげたい時にオススメです。
グレープフルーツ精油
オレンジスイート精油よりも、ほどよい苦みと爽やかさを兼ねそろえたフレッシュな香り。
夏らしい香りなので、特に暑い時期に使いたくなる精油の一つです。
グレープフルーツ精油の主な成分は「リモネン」と「ヌートカヌン」。
ヌートカヌンは、ごく微量に含まれる苦み成分で、脂肪の代謝を促進する働きが期待できると言われています。
そのため、脂肪を燃焼し、ダイエットのお供にも♪
グレープフルーツ精油の主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- 血行を促進させる。
- 脂肪の代謝を助ける(ダイエットの助けに)
- 交感神経の機能を高める。
- 明るい気持ちにする。
などがあります。
脂肪燃焼作用を持ち、明るい気持ちにさせてくれる香りなので、「ダイエットのモチベーションアップに使える香り」といってもいいかもしれません。
ですので、交感神経の働きが活発な朝や、運動時に用いるのがいいでしょう。
レモン精油
レモン精油の香りは、レモン特有の甘酸っぱさがあり、フレッシュで爽やかな印象です。
なので、レモン精油も夏に使いたくなるような香りです。
レモン精油の主な成分は「リモネン」、「ピネン」、「シトラール」です。
オレンジスイートと同じくリモネンを多く含みますが、レモン特有の香りは「シトラール」だと言われています。
レモン精油の主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- 抗菌、抗真菌作用。
- 集中力を高める。
- 空気の浄化。
- デオドラント作用。(臭い消し)
などがあります。
デオドラント作用や抗菌作用があることから、汗ばむ季節にオススメの香りです。
レモン精油をミント系の精油などとブレンドし、アロマ消臭スプレーを作るといいでしょう。
ベルガモット精油
ベルガモット精油は、フレッシュな香りに上品さと、シャープでグリーンな香りが入ったような印象です。
また、ラベンダーを感じさせてくれるような香りもします。
これは、「リナロール」という成分を含んでいるためです。
リナロールは、リラックス作用や、自律神経のバランスを整えてくれる働きが期待できます。
もちろん、かんきつ系特有の成分「リモネン」も含んでいます。
ベルガモット精油の主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- リラックス作用。
- 自律神経の調整。
- 不安や緊張をゆるめる。
- 炎症を鎮める。
などがあります。
リラックス作用や緊張を緩める働きがあることから、寝る前に使用するのがいいでしょう。
身体がリラックスし、睡眠の質が上がるかもしれません。
あとは、ベルガモット精油には「ベルガブテン」という成分を含むものもあります。
ベルガブテン入りのベルガモットオイルを肌に直接塗り、紫外線に当たると、その塗ったところが炎症を起こしてしまいます。
なので、個人的に、ベルガモット精油を購入する際は「ベルガブテンフリー」のものを選ぶのがいいでしょう。
ベルガブテンフリー(FCF)のベルガモット精油の中でオススメの精油ですので、貼っておきますね。
マンダリン精油
マンダリン精油の香りは、オレンジスイートよりもさらに優しい香りで弱い印象です。
主な成分として、「リモネン」や「アンスラニル酸ジメチル」があります。
アンスラニル酸ジメチルは、ごく微量ですが、
強い緊張や不安感を、和らげる成分だと言われています。
マンダリン精油の主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- 血行を促進させる。
- 不安や緊張を和らげる。
- リラックス作用。
などがあります。
ベルガモット精油のように、夜寝る前に使用するのがいいでしょう。
寝室に焚(た)くと、不安感が和らいだり、リラックスできるかもしれません。
ゆず精油
ゆずの香りは、「冬至の日に入る、ゆず風呂」を思い出すような温かみのある香りです。
爽やかだけど、どこかほろ苦いような香りがしますね。
主な成分として、「リモネン」や「βフェランドレン」が含まれています。
βフェランドレンという成分は、グリーン調で爽やかな香りを放つため、ゆず独特の香りの正体はこれにあたります。
ゆず精油の主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- 血行を促進させる。
- リラックス作用。
などがあります。
ゆず精油は、主に日本で採れる精油ですので、日本人の嗅覚と特に相性がいい香りです。
1日の疲れを癒したいな~と思うときに使うといいでしょう。
ライム精油
ライム精油は、爽やかでスッキリとした香りです。
あとは、ライム独特のほろ苦さと甘い香りを放っている印象です。
主な成分は「リモネン」と「1.8シネオール」です。
1.8シネオールは、ユーカリの精油に多く含む成分で、スーっとした清涼感のある香りを放つと言われています。
そのため、夏の時期に使うのがいいでしょう。
ライム精油の主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- リフレッシュしたい時。
- 集中力を高める。
- 鼻づまりの緩和。
- 免疫を高める。
などがあります。
ライム精油は他の香りとブレンドするのが難しいので、初心者の方はライム精油を単独で使うことをオススメします。
慣れてきたら、同系統のレモンなどと相性がいいので、レモンと組み合わせてアロマスプレーなどを作ってみるのもいいかもしれませんね。
レモングラス精油
レモングラス精油は、今まで紹介した柑橘系の香りとはほとんど違います。
香りはかなり独特で、アロマセラピーを始めたころは、香りに慣れるのに時間がかかりました(笑)
ある意味、スパイス系ではないか?と疑問に思うような香りがします。
レモングラスは、タイ料理のトムヤムクンの調味料として有名ですよね?
しかし、タイではあまりレモングラスを使っていないだとか…。
それはさておいて。。。
レモングラス精油の主な成分は「シトラール」、「リモネン」です。
シトラールは、「ゲラニアール」と「ネラール」から構成されていて、虫よけ作用が期待できます。
レモングラスの主な作用は、以下の通りです。
- 胃腸の調子を整える。
- 虫よけ作用。
- 抗菌、抗真菌作用。
- 活力をアップ。
- デオドラント作用(消臭作用)
などがあります。
抗菌や消臭(デオドラント)作用を持つので、ニオイ消しや、汗ばむ季節のお供にいいかもしれません。
また、活力を上げてくれるので、
やる気を出したい!
集中したい!
頑張りたい!
というときに嗅ぐと、活力がわいてきます。
香りを使うなら、朝~昼あたりですね。
個人的に、レモングラスの香りに慣れれば、爽やかでいい香りなので推しメンです(笑)
まとめ
以上で、かんきつ系の精油を8つ紹介しました。
かんきつ系に限らず、香りはすべて試してみないと、自分に合う香りなのかわかりません。
でも、香りを試香すれば、自分に合った香りが見つかると思います。
それぞれの香りの最後にリンクを貼っていますので、そちらで購入して試してみるのもいいかもしれません。
もっと深く香りのプロフィールを知りたい方は、「アロマセラピーの精油をわかりやすく」という、精油のことに特化した手作り本も出しています。
良かったら、そちらの方も見て下さい。
実際に、「アロマセラピーの精油を分かりやすく」の本を現場や趣味で使ってくださっている方もいて、お声もいただいています。
本当にうれしい気持ちでいっぱいです!
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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