【アロマセラピー】子どもに安心して使用できるアロマの精油とは!?
こんにちは。飛こーきです。
この記事では、「子供にアロマは大丈夫なのか?」という疑問を、解決していきたいと思います。
アロマセラピーを楽しんでいる方の中には、お子様がいらっしゃる方も多いと思います。
そこで、アロマの精油は子供がいるところで使用しても本当に問題ないのか?
そして、子供にも使えるアロマとは?など。
Instagramのメッセージやインスタライブで、「子供とアロマ」に関する質問を多くいただいたので、お話していきます。
目次
赤ちゃんにアロマは大丈夫?
結論から言うと、3歳未満での精油の使用は、芳香浴法以外での使用はNGです。
ちなみに、芳香浴法以外の方法とは、 アロマオイルを使用したアロママッサージやアロマバスなどでの使用です。
3歳未満の精油の使用に関して、日本最大のアロマセラピー団体である「AEAJ」が作成したガイドラインの一部にこういった記載があります。
「3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴法以外は行わないように」
そのため、 芳香浴法以外(トリートメントやアロマバス)の方法は、基本的に避けることとなっています。
ただし、芳香浴法でお部屋などに香りを使用する分であれば、優しめの香りかつ、精油1~2滴程度を使用するのであれば問題はないと言われています。
芳香浴法に関しては、こちらの記事を参考に見ていただけたらと思います↓
また、マイナーな精油や香りの強い精油は避けた方がいいでしょう。
これについて、あとで詳しく説明します。
では具体的に、どんな精油であれば、3歳未満の子供にも安心して使えるのか?
お話ししていきます。
子供(3歳未満)に使用できるアロマは?
ではさっそく、3歳未満の子供にも安心して使えるアロマの精油を列挙していきます。
- オレンジスイート…オレンジの香り。かんしゃく、夜泣きの改善に。
- カモミールジャーマン…リンゴ様の香り。
- カモミールローマン…リンゴ様の香り、夜泣きの改善、安眠サポート、リラックス作用。
- クラリセージ…かんしゃく(泣き叫ぶような状態)、夜泣きの改善。
- ゼラニウム…かんしゃく、夜泣きの改善、ローズ様の香り。
- ティートリー…呼吸器系の不調(風邪やのどの痛みなど)、免疫力を高める。
- ネロリ…さまざまなトラブルに(かんしゃくや夜泣きなど)。
- フランキンセンス…呼吸を落ち着かせる。
- ベルガモット…夜泣きの改善。気持ちを落ち着かせる働き。
- マンダリン…オレンジの香り。柑橘系の中でも特に優しい香り。
- ラベンダー…夜泣きの改善、リラックス作用、おむつかぶれ。
- ユーカリラディアータ…咳や鼻づまりの緩和に。※ただし、ユーカリレモンやユーカリグロブルスは香りが強いためオススメできません。
- ローズウッド…ローズ様の香りで、ほかのローズ系の精油よりも香りが優しい。
これらの香りを芳香浴法で使用する場合、1~3滴程度で、短時間(15分~30分程度)での使用を推奨しています。
ティートリーの香りは、子供の免疫力アップが期待できる香りでかつ、ガムのような爽やかなミント調の香りなので、特に小学生のお子様の場合、使いやすいでしょう。
また、オレンジやマンダリンやカモミール精油の香りは、フルーティーで甘い香りなので、子供も喜ぶのではないかなと。
ローズウッドであれば、バラのような香りが好きな娘さんに喜んでもらえる香りなのではないかなと思います。
いくつか、精油を貼っておきますので、気になる精油があれば試してみて下さい♪
ただし、アロマバスやアロマオイルの使用は、皮膚刺激や代謝機能が未熟な点から、なるべく使用を避けることとなっています。
なので、 もし、赤ちゃんにオイルを使用したい場合は、植物油(キャリアオイル)のみを使用してあげるのがオススメです。
スイートアーモンドオイルやホホバオイルは低刺激で使いやすいかつ、使用経験が多いところから無難なオイルです。
アロマオイルを赤ちゃんのお肌に直接つけると、オイルが冷たく感じるかもしれませんので、オイルを体温で温めてから塗ってあげるといいでしょう。
アロマオイルの塗り方については、こちらの本に詳しく載っています。
僕も愛用しているオススメな本なので、ぜひ、読んでみて下さい♪
3歳未満の子供にオススメできない香り
結論から言うと、香りが強いものやマイナーな香りはオススメできません。
香りの強い精油をオススメできない理由は、乳幼児くらいの子供の場合、大人よりも体の代謝機能(肝臓や腎臓の処理する能力など)がまだ未熟だからです。
また、においなどを敏感に感じとりやすいことから、なるべく中程度か弱い香りの精油にとどめるのが無難です。
ちなみに「代謝機能」についてわかりやすくお話しすると、植物油(オリーブオイルなど)の中に精油を希釈して出来たアロマオイルを肌に塗ると、精油成分が皮膚に浸透し、血管の中に入っていきます。
すると、血管の中を流れる血液と一緒に精油成分も乗って、体の中を巡り、肝臓の中で精油成分が代謝されます。
乳幼児の場合、肝臓などの臓器の機能が未発達なので、肝臓に負担がかかってしまうというのが理由です。
また、マイナーな香りがオススメできないのは、子供への使用における研究データ数が少ないことが理由です。
ちなみに、マイナーな精油に関しては、僕のInstagramの記事を参考までに見て下さい♪
https://www.instagram.com/kokihikouki/
また、僕が製作した「アロマセラピーの精油をわかりやすく」にもまとめています。
https://www.instagram.com/koocliee/
基本的には、ラベンダーやティートリーなど、乳幼児などのデータが豊富な香りでかつ、香りがそこまで強くない精油に関しては、安心して使えると考えていいでしょう。
3歳以上の子供は大丈夫?
3歳以上の子供であれば、アロマバスやアロマオイルとして香りを使用しても、問題はないと言われています。
ただし、誤飲を防ぐためにも、精油を子供の手の届かない場所に保管しておくことがオススメです。
例えば、ガラスケースの中や、精油ボックスの中にしまうのもいいですね。
また、トリートメントやアロマバスでアロマオイルを作成し使用する場合は、精油を植物オイル(キャリアオイル)などで希釈して、濃度を10分の1~10分の3程度に薄めることをオススメします。
例を挙げると、成人20mlの植物油(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)に、
通常、精油10滴入れるところを、精油2滴~5滴だけにとどめる。といった感じです。
精油1滴から始めて問題なければ、徐々に滴数を増やして使っても大丈夫です。
ただし、精油の香りによっては、子供が香りを不快に感じるかもしれません。
その場合は、その精油を使用するのは控えて下さい。
以上が、子供にいいアロマと避けるべきアロマについてでした。
子供と一緒にアロマ楽しむ上での注意点
最後に、子供と香りを楽しむ上での注意点をまとめましたので、ご参考までに読んでください。
・芳香浴法で楽しむ場合、精油は1~3滴。
・1日中アロマを焚くのは避け、短時間(約15分~30分)での使用にとどめる。
・お子様の手の届かないところに精油を保管する。(アロマボックスやガラスケースの中、高いところなど。)
・部屋を閉め切らない。(お部屋をこまめに喚起すること。)
・香りを嫌がっていたら、その香りの使用を避けること。
・芳香浴法の中でも、火を使うもの(アロマポット)や、コンセントでつなぐもの(ディフューザー)は特に気をつける。→火傷や感電のリスクを避けるため。
・子供が精油を直接触らないように、保護者は必ず側にいてあげること。
万が一、精油が目に入ったりした場合、大量のミスで洗い流し、医師の診察を受けて下さい。
これらを守って、アロマセラピーをお子様と一緒に楽しんでみてくださいね♪