カモミールローマン精油に期待される効果とスピリチュアルとは!?
こんにちは!アロマ薬剤師飛こーきと言います。
当ブログは、アロマセラピーの化学とスピリチュアルの両観点での記事を執筆しています。
今回は、「カモミールローマン」の精油(香り)についてお話していきます。
目次
カモミールローマン精油のお話
カモミールローマンの香りは、「リンゴのような香り」と表現されることが多いのですが、フルーティーかつ芯があるようなしっかりとしたハーブのような香りを放っています。
また、温かみのある優しい香りですので、安心感を与えてくれるような印象です。
ちなみに、カモミールローマンの花言葉は、「生命力」、「逆境に負けない強さ」、「精神力」、「あなたを癒す」といった意味を持ちます。
なんとなく香りから連想できる花言葉ですので、なんか納得できますね♪
実際に、カモミールローマンの香りを嗅ぐと、香りの芯の強さを感じると思います。
それだけではなく、カモミールローマンの香りは「癒し」を与えてくれますので、メンタル面にしっかり働きかけることは間違いないでしょう。
では実際に、カモミールローマンには、どのようなスピリチュアル的な意味があるのか?見ていきます。
カモミールローマンのスピリチュアルな意味とは?
カモミールローマンの香りのスピリチュアル的な意味は、以下の通りです。
- 心(ハート)を温めてくれる
- 他者との関係を良くしてくれる
- イライラや緊張を取り除いてくれる
- インナーチャイルドの癒しになる
- 自分のことも他人のことも大事にできる
順に解説していきます。
心(ハート)を温めてくれる
カモミールの香りは、渇いた心に潤いを与えてくれる香りです。
自分は愛されていないと感じたりや、他人に対して冷たくなりがちな時に、しっかりとサポートしてくれるでしょう。
また、カモミールの優しく温かみのあるフルーティーな香りが、心を包んでくれます。
そのため、カモミールの香りを嗅ぐことで、心身ともに安心するでしょう。
他者との関係をよくしてくれる
カモミールの香りは、心と心のつながりを深めてくれる香りですので、家族や職場、学校などでの対人関係に悩んでいる時などに良いかもしれません。
周りの人と調和がとれるようになり、人と人のつながりを感じることができます。
イライラや緊張を取り除く
カモミールの温かい香りが、心の緊張や不安、イライラ感を取り除いてくれます。
特に、心が繊細な状態になっているときに、カモミールの香りが穏やな気持ちに導いてくれるでしょう。
インナーチャイルドの癒しになる
インナーチャイルドとは、「子供のころの記憶や感情のこと」ですが、主にネガティブな記憶や感情のことを指します。
そんな傷ついた心を、カモミールの香りが癒してくれるでしょう。
また、カモミールローマンの香りは「赤ちゃんの精油」としても有名です。
実際に、カモミールローマン精油は安全性が高く、赤ちゃんにも使いやすい精油です。
なので、のちほど説明する「キク科アレルギー」を持っていなければ、芳香浴法(ディフューザーやスプレーなど)で香りを焚いたり、空間にスプレーしてあげるといいでしょう。
※そのときは、子供の手に届かないところで焚いたり保管してください。
あとは、カモミールローマンは、夜泣きにもオススメの香りだと言われています。
スヤスヤとリラックスし、安眠へと導いてくれるでしょう。
自分のことも他人のことも受け入れられるようになる
自分のことを後回しし、おろそかにしていたりしていると、真に他人を大切にすることができません。
まず、「自分を愛してあげて、他人も愛すること。」
カモミールの香りは、自己愛の大切さと他人への愛やつながりをサポートしてくれます。
スピリチュアルの化学的根拠に関してのブログも執筆していますので、合わせて読んでみてください↓
カモミールローマンとチャクラのお話
ちなみに、カモミールローマンの香りは、「心臓」や「肺」に存在する「第4チャクラを開く香り」だと言われています。
この第4チャクラは「ハートチャクラ」とも呼ばれています。
そのため、第4チャクラ(ハートチャクラ)が解放されることによって、他者のことを受け入れられるようになったり、他者としっかりコミュニケーションをとれるようになるとも言われています。
なので、他者をなかなか受け入れられない状態の時や、逆に、自分は愛されていないな~と思う時に、カモミールローマンの精油の香りを嗅ぐと、他人の心も受け入れらるようになり、心もリラックスしてホッとするでしょう♪
また、「消化器(みぞおちあたり)」に存在する「第3チャクラ」も活性させてくれるので、第4チャクラ(ハートチャクラ)を支える役目を果たしてくれます。
第3チャクラは、みぞおちあたりに存在しているので、チャクラが整っていると、消化器の不調にも良いとされます。
カモミールローマンの成分と期待される効果とは?
カモミールローマンに期待される主な効果は、以下の通りです。
- 中枢神経抑制作用
- リラックス作用
- 食欲不振の解消
- 抗炎症作用
順に解説していきます。
中枢神経抑制作用
「中枢神経」と一言で言われてもわかりにくいのでかみ砕くと、「脳やせき髄」のことです。
カモミールローマンの香りは、脳やせき髄にある神経の興奮を抑えてくれます。
その理由は、カモミールローマンに含まれている成分である「アンゲリカ酸エステル類」。
アンゲリカ酸エステル(アンゲリカ酸イソブチルなど)は、神経の興奮を抑制する働きが期待できます。
なので、神経の過剰な興奮や自律神経の乱れなどに働きかけ、自律神経の働きを調整してくれます。
※ちなみに、自律神経は大きく二つに分かれていて、交感神経と副交感神経に分かれています。
・交感神経は、興奮に働く神経で、車で例えると「アクセル」です。
・副交感神経は、抑制に働く神経で、車で例えると「ブレーキ」です。
リラックス作用
カモミールローマンの主な成分である「アンゲリカ酸エステル類」は、神経の興奮を抑えるため、気持ちをリラックスさせる方向に働きます。
また、カモミールローマンの香りは心身の緊張を和らげてくれます。
したがって、リラックスしたいな~と思った時に、カモミールローマンの香りを嗅ぐと良いでしょう。
食欲不振の解消
カモミールローマンの香りは、食欲がない時に良いとされます。
主成分である「アンゲリカ酸エステル類」が、おなかの緊張を緩めることで消化管の緊張も緩み、消化活動も活発になり食欲が増します。
これは、副交感神経の働きを活性化した後にも同様の効果が得られます。
なので、カモミールローマンの香りが食欲不振にいいのは間違いないでしょう。
抗炎症作用
カモミールローマンの香りには、アンゲリカ酸エステル類以外にも炎症を和らげる成分が含まれています。
また、神経にも働きかけることから「緊張性の頭痛」や「筋肉痛、神経痛」にも良いとされます。
カモミールローマン精油を使ったオススメアロマレシピ
カモミールローマンの香りは、フローラル系や柑橘系の香りと相性が良いと言われています。
特に、同じフルーティーな香りである柑橘系の精油との相性が非常にいい印象です♪
おすすめのブレンドは、以下の通りです。
自律神経の乱れに
カモミールローマン+プチグレン+ラベンダー
これら3種類の香りは、自律神経のバランスを整えてくれる香りです。
そのため、ストレスや睡眠不足などによる自律神経の乱れを改善してくれるかもしれません。
ちなみに、プチグレンやラベンダー精油には「リナロール」という成分を含みます。
「リナロール」は、自律神経調整作用が期待できますので、まさに自律神経失調状態の時にいいのではないかと考えます。
すべて、夜にオススメの香りですので、ディフューザーを寝室で焚くと良いでしょう。
そして、自律神経の不調がある時はしっかり自分に合った睡眠をとり、気分転換にウォーキングなどの軽い運動をすると良いでしょう。
張り詰めた緊張を解きたいときに
カモミールローマン+サイプレスまたはシダー、ヒノキ+ラベンダー
カモミールローマンやラベンダー精油は、香りを嗅ぐだけで緊張を和らげてくれます。
また、温かみのある樹木系の香りがあることによって、落ち着きを与えてくれるので、よりリラックスできます。
前向きな気持ちになりたい場合は、オレンジスイートの香りをプラスして、ディフューザーやなどでお部屋に焚くと良いでしょう。
カモミールローマン精油を使う上での注意点
カモミールローマンの香りの注意点は、以下の通りです。
- 香りが強い
- キク科アレルギー
- 運転中などは避ける
順に解説していきます。
香りが強い
カモミールローマン精油の香りは、香りが強いのが特徴です。
そのため、少量での使用をオススメします。
また、カモミール精油の場合は、単独使用よりも何かとブレンドした方が良い印象です。
キク科アレルギー
キク科の植物(ヨモギ)や(ブタクサ)などのアレルギーを持つ方は、鼻水や鼻づまりなどのアレルギー症状を起こす可能性があります。
また、皮膚に塗布する場合、赤く腫れたりする恐れがあります。
なので、キク科アレルギーを持つ方は、肌に塗布するのを避けましょう。
※キク科アレルギーを持たない方でも、炎症のある部位には塗らない方が無難です。
運転などは避けること
カモミールローマンの香りは眠気を催します。
そのため、車の運転や高所で作業などをする場合、避けるようにしましょう。
実際に、カモミールローマンの香りを使った後はボーっとするので、日中よりかは夜に使うことをオススメします。
最後に「カモミールローマン精油の小ネタ」
カモミールローマンとカモミールジャーマンは違う!?
今回紹介した精油は「カモミールローマン」ですが、アロマセラピー界でもう一つ有名なカモミール精油として「カモミールジャーマン」があります。
カモミールジャーマン精油は、同じキク科の植物でカモミールローマンとほとんど似たような香りを放ちますが、精油に含まれる成分などが異なります。
精油の主成分などが違うため、香りに期待される効果だけでなく、精油の色なども全然違うのが、カモミール精油の奥深さにもなります。
カモミールジャーマンが解放するチャクラは「第5チャクラ」です。
第5チャクラは「喉」に存在し、自己主張や自己表現などをスムーズにしてくれます。
また、カモミールローマンティーは「苦味」を生じます。
なので、おなかにやさしいと言われるカモミールティーは「カモミールジャーマン」の方です。
詳しくは、僕のYouTubeで解説していますので、よかったら参考にしてください↓
長編
最後に、カモミールローマン精油について、YouTubeやInstagramにて詳細をまとめていますので、参考までに見てください。
これからも、記事を楽しみにしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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