【アロマセラピー】エキゾチック系の精油の香りを「6つ」紹介!!

こんにちは!飛こーきと言います。
皆さんは、エキゾチックな香りをご存じですか?
…と言われても、よくわからないですよね。
実際「エキゾチック系の香り…」と言われても、ピンとこないと思うので、簡単に説明していきます。
エキゾチックとは「異国風の」という意味を持ち、風変りや独特、変わっているものを意味します。
後から紹介する「イランイラン」や「サンダルウッド(白檀)」の香りを想像すると、なんとなく納得できるかもしれません。
とにかく、エキゾチック系の香りは「変わった香りが多い」のが特徴。
精油の香りを嗅いだ瞬間、「うわっ、独特な香りだ!」と驚くかもしれません(笑)
当時の僕もそうでした。。
ちなみに、エキゾチック系は「オリエンタル系」と書いてある書籍もありますが、まったく同じものになります。

お笑いのオリエンタルはちゃうで!(笑)
では、エキゾチック系の精油(香り)には、何があるのか見ていきます。
目次
エキゾチック系の精油の主な種類は?
まず、エキゾチック系の精油(香り)は、以下の通りです。
- イランイラン精油
- ガルバナム精油
- サンダルウッド精油
- パチュリ精油
- パルマローザ精油
- ベチバー精油
などがあります。
では、エキゾチック系(オリエンタル系)の精油は、それぞれどんな特徴があるのか?
見ていきます。
イランイラン精油

※イランイラン精油は、フローラル系にも分類されているので、少し短めにお話しますね。
イランイランの香りは、南国の温かい地域をイメージさせてくれるような香りです。
そのため、ほかのフローラルの香りよりも、異国感満載の香りがします。
主な成分は、イランイランのタイプによって違います。
上品でフローラルな香りのイランイラン精油の場合は、「酢酸ベンジル」と「リナロール」の割合が多く、気分を高揚させます。
また、ごく少量であれば、リラックス作用や抗不安作用が期待できます。
一方、スパイシーさが際立つイランイラン精油は、「βカリオフィレン」や「ゲルマクレンD」の割合が多く、筋肉疲労や関節の痛みなどの「炎症」に良いと言われています。
イランイラン精油は、香りがかなり強いため、少量での使用がオススメ!
また、刺激性があるので、必ずオリーブオイルなどの植物オイル希釈し、アロマオイルとして肌に使用してください。
イランイランの香りは、異国な香りから、好き嫌いが出やすいです。
ですので、アロマショップなどで香りを試香してから購入することをオススメします。
ガルバナム精油
ガルバナムは、あんまり馴染みがない香りだと思います。
写真はありませんが、黄色のバルーンのように広がったお花で、主に、香水の香料として用いられることの方が多いです。
主な成分は「αピネン」、「βピネン」。
これらの成分は、樹木系の香りにも含まれていることから、温かみのある樹木のような香りがします。
また、スパイシーな香りもすることから、ガルバナム精油も「異国感」を感じられるのかもしれません。
ガルバナム精油の主な作用は、以下の通りです。
- リラックス作用
- 副交感神経(ブレーキ)を優位に。
- 炎症を和らげる作用。
- 肌の再生を促す働き。
- 安心感を与える。
などがあります。
これらのことから、車でいうブレーキを優位にし、心身ともに休ませる働きが期待できます。
なので、夜寝る前にオススメ。
リラックスしたい時に使用するといいでしょう。
サンダルウッド精油(白檀)

サンダルウッドは「白檀」とも言います。
白檀の香りは「邪気を払い、運を呼び込む香り」として知られています。
そのため、お清めや瞑想などに使われ、心の乱れを解消してくれるような効果が期待できます。
比較的に、アロマセラピー界だけでなく、世間一般でもなじみの深い香りです。
主な成分は「αサンタロール」「βサンタロール」。
サンタロールは、心臓の働きを良くするので、血液の流れやリンパの流れを良くします。
体の「水」の流れが良くなると、むくみや冷えの解消も期待できます。
サンダルウッド精油の主な作用は、以下の通りです。
- 浄化作用。
- リラックス作用。
- 呼吸を整える作用。
- 血流やリンパ液の流れを良くする作用。
- 強い静菌作用(菌の働きを弱める。)
- 肌のしわなどの改善。
などがあります。
そのため、呼吸を整えたいときや、体内の「水」の流れを良くしたい時、リラックスしたい時にオススメの香りです。
「最近、気持ちが落ち着かないなぁ。」
そんな時に、白檀の香りは活躍してくれるでしょう。
また、サンダルウッド精油の場合、嗅覚よりもマッサージの方が、香りの効果が期待できると言われています。
そのため、アロマオイルとして使う方が良いです。
肌のシワやたるみなどがある箇所に、アロマオイルを塗ってあげると良いでしょう。
パチュリ精油

パチュリ精油は、甘いハーブ調かつスパイシーな香りです。
香りが長く続くため、香りの保留剤としての役割も果たします。
そのため、香水やアロマスプレーと相性が良い香りです。
主な成分は「パチュリアルコール(パチュロール)」。
気持ちのバランスを整える働きがある成分だと言われています。
パチュリ精油の主な作用は、以下の通りです。
- 気持ちを安定させる働き。
- 肌トラブル(特に炎症)の改善。
- 抗菌作用。
- リンパの流れを促す。
などがあります。
このように、パチュリ精油はリンパの流れを良くするのと、お肌にいい精油なので、アロマオイルとして使用するのがいいでしょう。
また、香水やアロマスプレーの保留剤としても機能してくれるので、劣化の早い「かんきつ系の香り」とブレンドすると良いかもしれません。
香りが独特なので、単独で使うよりは、ほかの精油と一緒にブレンドする方が合っています。
パルマローザ精油

パルマローザ精油は、ローズ様の上品で華やかな香りです。
また、個人的な感想ですが、アールグレイの紅茶をイメージさせてくれる香りといった印象を持っています。
ベルガモット精油との相性が良く、一緒にブレンドすることで、まるで「紅茶のような香り」のようになったので、ぜひ試してみると驚くと思います。
詳しくは、この動画でお話ししていますので、良かったら覗いてみて下さい↓
主な成分は「ゲラニオール」です。
ゲラニオールは、ローズ精油やゼラニウム精油にも存在する成分ですので、バラのような香りがするのもうなずけます。
パルマローザ精油の主な作用は、以下の通りです。
- リラックス作用。
- 気分が落ち込んだ時。
- 優れた抗菌、抗真菌作用。
- 皮膚の細胞を活性化する働き。
などがあります。
そのため、肌トラブル(しわ、たるみ、にきびなど)全般にオススメの香りです。
精油をお肌に直接塗ることはできないので、必ずオリーブオイルなどに薄めてから塗ってください。
ベチバー精油

ベチバー精油は、根から精油が採れます。
そのため、田んぼのあぜ道を通っているような香りがします。
別の書籍では、「土を掘り起こしたような香り」とも表現されています。
ベチバー精油の主な成分は「ベチベロール」です。
ベチバー特有の成分で、気持ちを安定させる働きを持っています。
パチュリとは香りや成分は異なりますが、パチュリのような効果が期待できます。
ベチバー精油の主な作用は、以下の通りです。
- 気持ちを安定させる働き。
- 炎症を和らげる働き。
- 肌トラブル全般の改善。
などがあります。
ベチバー精油も、パチュリ精油のように「香りの保留剤」として利用されています。
そのため、かんきつ系の精油との相性がいいでしょう。
ただし、パチュリと同様で香りが特徴的ですので、アロマショップで香りを試香してみるのもいいかもしれません。
また、単独で使用するよりかは、かんきつ系などの香りとブレンドして使うといいでしょう。
まとめ
以上で、エキゾチック系の香りを6つ紹介しました。
どれも、癖があって独特の香りを放つ精油ですので、ほかの系統の精油よりかは好き嫌いが分かれやすいとも言われています。
しかし、ほかの種類の香りとブレンドをすることによって、エキゾチック系の香りの良さを出せます。
例1:オレンジスイート+イランイラン+ガルバナム+ヒノキ→温かみのある香りに
例2:ベルガモット+パルマローザ+ベンゾイン→紅茶のような香りに
例3:オレンジスイート+サンダルウッド+ラベンダー+バニラ→ホッとする香りに
このように、いろんな香りと調合し、エキゾチック系の香りの特徴を生かせるようなアロマブレンドを生み出してみて下さい。
もっと深く香りのプロフィールを知りたい方は、「アロマセラピーの精油をわかりやすく」という、精油のことに特化した手作り本も出しています。
良かったら、そちらの方も見て下さい。
実際に、「アロマセラピーの精油を分かりやすく」の本を現場や趣味で使ってくださっている方もいて、お声もいただいています。
本当にうれしい気持ちでいっぱいです!
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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